第１０話　ホワイトデーの逆襲!!

名探偵コナン　ＡＮＤ・ＮＯＷシリーズ

第１０話　ホワイトデーの逆襲!!

プロローグ　工藤邸…。

あれ以来、新一は胃腸薬を毎日の様に飲む羽目になっていた。
と言うのも１．５キロのチョコを無理に平らげて以来、胸焼けが酷くて何度も吐きそうになったからだ。
無論、この事を蘭に悟られてはいない…。
彼女の性格からいって自分を責め、泣かれるのが目に見えているからだ。
自分の下らない意地（独占欲とも言う）で彼女を泣かせたくないと言う想いからであった…。

３月最初の週末、工藤邸…。

新一は快斗と服部を呼び出していた。

「工藤が俺等を呼ぶなんて始めてやで…。」
「明日、嵐になるんじゃねーのか？」
「バカな事言ってねーで、上がれよ。」
「ほな、遠慮無く…。」

そう言って、２人は工藤邸に入って行った…。

　　☆☆☆

数分後、リビングにて…。

２人は新一の入れたコーヒーを飲みながらくつろいでいた。
そんな中、新一が早速、用件を切り出した。

「オメー等、今年のバレンタインはどうだった？」

その一言で、残りの２人は青くなり吐きそうな顔になった。

「やっぱりな…。」
「やっぱりって、なんやねん？！」
「俺達３人とも、ものすごくデカイチョコを食わされたみてーだなと思ってな…。」
「なんだって？！」
「実は、蘭の奴が２キロ近いチョコを買って使うなんて発想を思いつくのは可笑しいと思ったのが、そもそもの発端なんだ…。」
「如何言うこっちゃ？」
「アイツの主婦暦は長いし、それに収入の安定しねー探偵の娘として家計をやりくりしてる奴だからな…。」
「それで…？」
「そんな奴がバレンタインの為だけに、２キロ近いチョコを買うなんて無駄遣いする事は有りえねーんだ。」
「そやな。」
「と言う事は、この一件を企画したのは園子か和葉ちゃんか青子ちゃんのいずれかだと思うんだ。」
「で？」
「そこで、オメー等も同じ目に遭っているかどうか確かめようと思って呼んだんだ…。」
「と言う事は、言い出しっぺは青子だな…。以前アイツに“いっぺんで良いから死ぬほどチョコパフェを食ってみてーな。”て言った事が有るからな…。」
「快！お前のせいやったんか！！」
「俺、平に何かしたか？」
「したわい！！！お前のせいで俺は２キロ近いチョコを食わされて、暫らく甘い物見ただけで吐きそうになったんやど！！！」
「残したら良いんじゃねーのか？」
「オカンが全部食うまで監視しとったんやど？残せると思うか？」
「そう言う快斗は如何だったんだ？」
「青子の奴が嬉しそうに見てる前で残す度胸ねーよ…。そう言う新一は？」
「蘭の手作りのチョコを他の男に食わせた事はねーよ。ったく、母さんも母さんだよ！蘭に頼まれたからって１０ポンド(約４．５ｋｇ)のチョコを送るか？普通。」
「１０ポンドのチョコ…？」
「ああ。母さんに言わせたら、蘭の俺に対する愛の大きさは１００万ポンド（約４５０トン）でもたりねーってぬかしやがるんだぜ？」
「ほんなら、何かい？工藤のオカンは５キロ近いチョコを工藤一人に食わす気やったんか…。」
「ああ。ヘタすりゃ俺達全員５キロ近いチョコを食わされてたかも知れねーな…。」

その後、暫らく沈黙が辺りを包んだ…。
そして…。

「お返ししねーといけねーよな…。」
「だな…。」
「そやな…。」

３人の話はまとまり、お返し（仕返しとも言う）をする事になった…。
その後、３人は作戦会議を開き、ホワイトデーのお返し（仕返し）大作戦を立案し実行に移った。

そして、３月１３日…。

警視庁の目暮と大阪府警の大滝に３日間の間用事が出来たので手伝えないと言う連絡が入った…。

　　☆☆☆

同日、警視庁捜査２課…。

「おのれ、怪盗キッド！！！暫らく姿を眩ませていたと思ったらこんな事を…！！！」

ギリギリと歯軋りをしながら銀三はキッドの予告状を握り締めていた。
それをみていた部下達は…。

「まあまあ警部、落ち着いて…。」
「キッドの暗号なんて白馬君や工藤君に頼めば一発ですよ。」
「なんだ？お前、聴いてないのか？白馬君はイギリスに行ってるし、工藤君は何でも用事があるって断りの電話が有ったらしいぜ…。」
「本当かよ？じゃあ、俺達だけで暗号を解くのか？絶望的だな…。」
「ああ…。」

この話の後、彼等に超特大の雷が落ちたのは言うまでも無い…。

　　☆☆☆

さらに同日、毛利探偵事務所…。

鼻歌を歌いながら嬉しそうに小五郎はおめかしをして、蘭に留守を頼んだ。

「蘭、俺はこれから大事な《←強調》仕事が有って２～３日帰って来ないから、ちゃんと留守番してるんだぞ？」

それを聞いた蘭は妙にめかし込んでいる事と、“大事な”の部分をやけに強調している事に不信感を抱いた。

「本当に仕事なの？」

ものすごい疑いの眼で睨みつける蘭…。

「あったりめーだろ？！この名探偵《←強調》毛利小五郎をわざわざ《←更に強調》向こうが指名しているんだぞ？！」
「それで…？」
「オメーだって学校があるだろ？こっちは泊まり込みの仕事なんだぞ！！連れて行ける訳ねーだろ！！」
「学校なら既に自由登校で休んでも問題ありません。」
「そ、そうだ！！もう直ぐ卒業式だろ？オ、オメーだって新一の奴と残り少ない学校生活をエンジョイしてーと思うだろ？」
「へぇ…。何時もは新一と一緒だと凄く不機嫌なのにどうして急にそんな事言うのかしら？」
「（ギクッ！）ま、まぁとにかくオメーはもう直ぐ卒業式なんだし、悔いの残らねーようにしっかりと行っとくんだな…。」

そう言って小五郎はいそいそと（かなり嬉しそうに）出掛けていった。

後に残された蘭はかなり怒った表情で呟いていた。

「どうせヨーコさん絡みの仕事なんでしょ？！全く、そんなんだからお母さんが怒って家出しちゃうのよ…。」

翌日、服部邸にて…。

朝、静華は何時もの様に早起きし朝の準備をする為に居間に向った。
だが、居間の光景を見た彼女はあまりの事に思わず絶句し、後ずさ
りした。
そこには、既に朝食を終え学校に行く準備をしていた平次が居たからだ。
無理も無い、今だかつて和葉が起こしに来るまで絶対に目覚めた事が無い彼が既に起きていたのだから…。
余りの事にその場で硬直する静華…。
だが、そのけはいに気付いた平次が彼女に話し掛けた。

「オカン、起きたんか？俺はもう朝飯くったからいらへんで。」
「へ、平次、あ、アンタこんな朝はよからどないしたんや？剣道の朝練か？」
「ちゃうちゃう。俺はこれから和葉を起こして学校に行くだけやで。」

その答えに静華はうろたえ、思わず平次の額に手を当てた。

「熱は無いみたいやな…。」
「はぁ？オカンこそどっか可笑しいとちゃうか？俺はこれから愛しのハニーを起こしに行くんや、邪魔せんといてんか…。」
「は、ハニー？！」

余りの事に愕然となる静華。
だが、そんな彼女を無視して平次は上機嫌で出掛けてしまった。

後に残された静華はポツリと呟いていた。

「明日、天変地異がおこるんとちゃうやろか…？」

　　☆☆☆

同じ頃、青子の家…。

「お嬢さん。お嬢さん！！」
「ほえ…？」

青子は聞きなれた彼の聞きなれないフレーズに寝ぼけ眼で答えた。
そこには、キッドモード全開の快斗がいた。
そして、今だ寝ぼけている青子の頬に軽くキスをして朝の挨拶をした。

「起きたかい？わが愛しの宝石さん。」
「か、快斗ぉ…／／／／」

そして、快斗は今だ完全に目覚めきっていない青子を起こすと、白いマントでかぶせ、あっという間に着替えさせてしまった…。
そして、そのまま促される様に洗面所で顔を洗う青子…。
だが、ようやく完全に目覚めた青子は、自分が今まで何をしていたのかを完全に認識するとユデダコ状態になりパニックに陥った。

「★○×□▲〒※％×◇！！！！」

「如何したんですか？朝からそんな声を出して…。」
「か、か、か、あ、あ、あ、な、な、な、そ、そ、そ…！！！！」
（訳：快斗！なんでアンタがそこに居るの？！）

パニックに陥った青子は呂律すら回らずどもりまくっていた。
だが、長い付き合いの快斗は青子の言っている意味を理解して答えた。

「判りきった事を聞きますね、お嬢さん…。私の心を魅了した宝石を他の人に渡さない為ですよ。」
「な、な、な、ば、ば、ば、お、お、お、ど、ど、ど…！！！」
（訳：何バカな事言ってるの！！！お父さんが起きたらどうするつもりなの！！）
「ご心配無く…。私のやる事に抜かりは有りません…。今頃警部さんはお嬢さんどころじゃ無いでしょう…。」
「ど、ど、ど、そ、そ、そ、い、い、い、わ、わ、わ…！！！」
（訳：如何してそんな事言いきれるの？！判んないじゃない！！）
「お嬢さん…。私を誰だと思っていらっしゃるんですか？中森警部を仕事に夢中にさせる事など造作も無い事なんですよ？」
「！！！！！」

その後、青子は学校に行くまでの間、ずっと頭から湯気が出るぐらい真っ赤だったのは言うまでも無い…。

　　☆☆☆

さらに同じ頃、毛利探偵事務所の３階にて…。

主婦暦の長い蘭は何時も結構早い時間に起きていた。
が、今日に限って朝起きたら新一の顔があったのだ。
蘭を完璧に魅了する不敵な笑顔で朝の挨拶をする新一…。

「蘭、おはよ。」
「あれ？新一が朝早くから起こしに来るなんて、まだ夢なのかなぁ？」
「何言ってるんだ？俺だって早く起きる事有るんだぜ？朝食も出来ているんだし、さっさと起きろよな。」
「えっ…？！何言ってるの？」

そう言いながら、彼女はパジャマ姿のままリビングに出て来た。
そこには既に２人分のトーストとハムエッグとサラダ、そして牛乳が用意されていた。

「う、嘘…。」
「オメー、まだ寝ぼけているのか？嘘だったらこの朝食は一体何だって言うんだよ？」
「これ全部新一が…？」
「他にいねーだろ？おっちゃんはヨーコさんの依頼で泊まり込みだし、おばさんがここに来ているとでも言うのかよ？」
「えっ？！どうして新一がお父さんの依頼まで知ってるの？」
「（ギクッ！）お、俺は探偵だからな！そ、それぐらい判るんだよ！！」
「ふーん…。」

実は昨日の沖野ヨーコの依頼は新一が仕組んだ小五郎を遠ざける為のものであった…。
迷宮無しの名探偵の頭脳を悪用すればこの程度の事など簡単に出来てしまうのであった…。
そんな裏事情を蘭に気付かれない為に少し顔を赤らめながら話を逸らした。

「ったく、朝から俺を誘っているんのかよ？」
「へ？！」
「いい加減、着替えろよな。」
「／／／／／／」

その後、蘭はユデダコ状態のまま朝食を取り、新一と学校に向った。

　　☆☆☆

そして、改方学園の女子トイレにて…。

和葉は仲の良い女友達に頼み込んで一緒にトイレに来てもらっていた。
そして、おもむろに半泣きの表情になり彼女に泣きついた。

「お願いや！！！助けてぇな！！！このままやったらアタシ、ホンマに壊れてまう！！！」
「壊れたらエエやん…。服部君はなんも言わんと介抱してくれるわ。」
「そんな殺生な事言わんといてぇな…。」
「何が殺生やねん…。彼氏居ない暦１８年のアタシに言わせたら贅沢過ぎる悩みやっちゅうねん…。」
「そんなぁ…。」

和葉がこう言うのも無理は無い。
彼女は朝からずっと（もちろん今もトイレの出口で待っている）平次にくっ付かれていたのだ。

　　☆☆☆

その日の朝…。

朝食を取るときから平次は和葉の事をじっと見つめ愛しそうに微笑むのだ。
そして、

「平次、どないしたん？アタシの顔に何か付いてるか？」
「いや…。相変わらず俺のハニーはカワイイなぁと思ったんや。」
「は、ハニィー？！？！」

あまりの事に真っ赤になる和葉…。
それに対して平次は、

「ん？どないしたんや？ハニー、風邪か？それやったら俺に移したらエエ…。俺の愛しいハニーを苦しめる病魔なんか俺が退治したる。」

そう言ってそっと抱きしめる平次…。
そうなると和葉は…、

ボン！！！！

頭から煙を出し、崩壊した…。

　　☆☆☆

朝からこんな調子だった為、和葉は完全崩壊寸前になっていた。
そして、トイレから出て来た二人を満面の笑みで平次が迎えた。
「ハニー！俺の為に綺麗になってくれたんやなぁ！！！嬉しいわぁ！！」

ガバギュウーーーッ！！！

平次に文字通り抱きしめられ、和葉は真っ赤になり、パニックに陥った。

「な、な、な、あ、あ、あ、と、と、と…！！！！！」
（訳：何アホな事言うてるんや！！！アタシはただトイレに行ってただけや！！！）

完全に呂律が回らなくなり、どもりまくる和葉…。
だが、平次はその言葉を完全に理解し、答えた。

「ハニー…。女がお手洗い行く理由は一つだけなんやで？工藤が教えてくれたわ…。女はな、綺麗になる為だけにお手洗いに行くんやて…。」

そう言って、愛しそうに頬にキスをする平次…。

ブシューーーーーーーーーーーッ！！！！

和葉はその行為の前に思考がオーバーヒートし、完全に崩壊した…。
そして、そんな和葉を愛しげに抱きしめると満面の笑みで立ち去っていった…。
そして、後に残された彼女には冷たい冬の風が吹き込んでいた…。

　　☆☆☆

同じ頃、江古田高校の女子トイレにて…。

青子は紅子に呼び出されていた。

「紅子ちゃん、如何したの？」
「中森さん、それはこっちのセリフよ？何なのよ、彼？」
「判んないよぉ…。朝起きてからずっと快斗はあんな調子だったんだもん…。」

青子もまた、朝からずっと平次と同じような状態の快斗に崩壊寸前になっていた…。

「心当たりは無いのね？」
「無いよぉ…。」
「だとしたら考えられるのは一つだけだわ…。」
「なに？紅子ちゃん？」
「ホワイトデーよ！！バレンタインのチョコのお返しをしてるのよ！！！！彼。」
「ええっ！！！」

　　☆☆☆

更に同じ頃、帝丹高校の女子トイレにて…。

蘭も又、園子から同じ事を言われていた。

「う、嘘でしょ？園子…。」
「じゃあ、他に何か心当たり有る？蘭。」
「無い…。」
「まぁ、アヤツらしいと言えばアヤツらしいけどね…。」
「ど、どーして？」
「あら、知らなかったの？蘭、ある雑誌のアンケートによるとホワイトデーに彼氏から欲しい物のＮｏ．１が彼氏との時間だって言うから…。」
「か、彼氏ぃ！！！！」（／／／／／／）
「何今更驚いてるのよ？蘭…。私はずっと前からダンナって言ってるじゃない…。」
「だ、だ、だけど、だけど、そ、そんな、私、私…。」

蘭はそのままユデダコ状態になってしまっていた…。
それを見ていた園子は…。

（相変わらず、判り易いわねー。蘭、アンタって直ぐに顔に出るんだから…。）

少し呆れていた…。

　　☆☆☆

そして、帰り道にて…。

「ね、ねぇ新一。」
「ん、何だ蘭…？」
「め、目暮警部さんのＳＯＳは来たりしないのかなぁ…。」
「どーしてそんな事聴くんだ？蘭。」
「だ、だってそうじゃない…。何時も新一とで、デートの予約を入れてても途中でＳＯＳがかかってきたりしたじゃない…。」
「その心配はねーよ…。何しろ今日から３日間、名探偵工藤新一は完全休養を取ったからな…。」
「えっ？！ええっ！！！」

　　☆☆☆

同じ頃、大阪…。

和葉は平次から全く同じ話を聞かされ、思わず額に手を当てていた…。

「ん？どないしたんや？ハニー。」
「あ…いや、ね、熱でもあるんやないかなぁって思ったんや…。」
「熱なんか無いで…。俺は推理どアホの平次と違って、ハニーの事好きな平次やからな…。」
「／／／／／／そ、それで、何で３日間なんや？」
「ホワイトデーは３倍返しが基本やと工藤の奴が言いよるさかいな…。少なかったか？もっと多くしよか？」
「い、い、いらへん！！！み、３日間でじ、十分や！！！」
「さよか…。（助かったわ…。こんなんずっと続けとったら、ホンマに頭がおかしなるっちゅうねん…。）」

少しホッとした表情の平次…。
実は、新一と快斗から和葉へのし返しはこうしたら良いとレクチャーを受け今までやって来たのだ…。

それに対して和葉は…。

（み、３日間も有るんかいな…。あ、アタシもつんやろか…。）

少し不安になっていた…。

　　☆☆☆

同じ頃、江古田の街角…。

「み、３日間も…。」
「それが基準だと名探偵からお聴きしましたのでね…。足りませんか？お望みとあれば幾等でも増やして差し上げますよ？」
「い、良いよ！！み、３日間で！！！あ、青子、そ、そんなに欲しくないもん！！！」
「そうですか？相変わらず欲が有りませんね…。貴方が望めば世界中の宝石を差し上げますのに…。」
「い、良いってば…！！！」

真っ赤になってうろたえつづける青子…。
それを見ていた快斗は…。

（ホント、カワイイよな…。俺は半分マジで言ったんだけどな…。）

愛しげに見つめていた…。

　　☆☆☆

そして、米花町では…。

「３倍返しじゃ不満か？何だったら、一生涯でもかまわねーゼ？」
「えっ？！ええっ！！！」
「俺は蘭が望めば探偵だって辞めてやるよ？何だったら、世界だってくれてやるよ…。」
「要らない…。」
「どうして？」
「私は…。私は大バカ推理ノ助の新一が好きなの…。探偵を辞めた新一なんて新一じゃないよ…。」
「蘭…。（やっぱ俺にはこいつしかいねーよな…。）」

愛しげに見つめる新一…。
それに対して蘭は…。

（こんな事一生涯されたらおかしくなっちゃうよ…。やっぱりどんなに寂しい想いをしても新一には大バカ推理ノ助をやってた方が良いよ…。）

今日一日だけでこんな事はこりごりだと蘭は痛感した…。

だが、３人の彼女はその後３日間同じ事され続け、暫らく彼と目が合っただけでユデダコ状態になったと言う…。
そして、２度と巨大チョコレート製造計画を彼女達が企画する事は無かったそうな…。

第１１話に続く