By 新蘭様


私の名前は、帝丹高校3年の毛利蘭。私の幼なじみは、工藤新一という気がついたらいつも一緒で頼りがいがあって、優しくて素敵な男の子。私が唯一愛する人
そんな私の夢は、新一のお嫁さんになって、彼と二人で人生を歩いていき、彼の子供を産み育てたい。平凡だけど幸せな夢。いつか叶ったらいいなぁって思ってるの。


さて今年も新一の誕生日がやってきた。
あらかじめ借りたカギで玄関に入りキッチンでバースデーケーキを私の心をこめて作る。
ケーキができたところで彼を起こして、「HAPPY BIRTHDAY新一」って言ったら今年は自分の誕生日を覚えていたらしく「ありがとう、蘭」って言ってくれた。
ケーキを食べたあと、新一から大事な話があるというので新一の部屋に入った私を待っていたのは嬉しいことだった。
「蘭のことが好きだ、これからは、俺と二人で人生を歩いていってほしい。」
突然の嬉しい告白に「私も新一のことが好きだった。」と答えた次の瞬間、私の右手の薬指に誕生石のエメラルドがついた指輪をはめてもらっていた。
私も新一の右手の薬指に指輪をはめて、お互いの存在を感じたくて私達は抱きしめあった。
そして私達のファーストキスをした。
その後役所に婚姻届けを提出しにいったの。
私はその日から新一の家が私の家になった。


月日は流れ9月10日、米花教会で結婚式をして永遠に続く愛を誓いダイアモンドの結婚指輪をお互いの左手の薬指にした。
今日、9月10日は私の夢が叶った最高の日、実は新一の夢も私をお嫁さんにすることだと知り、さらに嬉しさが倍増し溢れる涙が止まらなく新一の胸で泣いていた。


さらに月日は流れ、今日は帝丹高校の卒業式、入学した時は毛利蘭として卒業式は工藤蘭として卒業する。入学した時は、想いが通じるなんて思わなかったから通じた時はすごく嬉しくて幸せな気持ちで卒業式に出席したの。
新一の19歳の誕生日を迎える日私達は病院に居た。
私のお腹には、愛する彼との新しい生命が宿っていた。
翌日の5月5日、私は女の子を出産した。
二人で考えた結果、お互いの恋から愛に発展し産まれた娘なので「愛」と名付けた。

その後、新一は愛の良き父親で私を愛する夫、私は愛の良き母親で新一を愛する妻として今も幸福な生活を送っている。




Fin



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