二度と無い日々


By supika様


よく晴れたある日の事…。
今日は、東京にある帝丹高校のベストカップル賞があります。


園子&紅子「今日は年に一度の大会です。司会は、鈴木園子と小泉紅子です。今日の大会には5組のカップルが参加してくれました。(内4組は強制だけど…。)紹介します。

1組目工藤新一君と毛利 蘭さん
2組目服部平次君と遠山和葉さん
3組目黒羽快斗君と中森青子さん
4組目白馬 探君と宮野志保さん
5組目米山遊馬君と川島夏海さん

以上です。さて今回の審査方法ですがここにいらっしゃいますみなさんで、
4月から今まででこの5組の中でどの組が一番ラブラブか審査してね!!紙に書いて投票箱に入れて下さ〜い発表は明日ね。」

新一「園子〜〜〜〜〜!!」
園子「何よ、こんなに怖い顔して、新一君。」
新一「この審査方法だ!!」
園子「あーあーこれ?これがどうしたの?」
新一「何が一番ラブラブな組だ!!」
平次「おい、園子ねーちゃん、何やこれ?」
新一「おい服部、突っ込むな。」
園子「あ、そうそう、言い忘れてた!」
園子以外「へ?」
園子「ベストカップル賞の人はみんなの前でキスするのを!」
快斗「それ以外の人は……?」
園子「ベストカップル賞以外の人でも、票が50より多かったらする。」
蘭 「するって?」
和葉「まさか……。」
園子「そのまさかよ。」
園子以外「いや(や)ーーーーーーー!!」
新一「お前ホントに鈴木財閥のお嬢様か…。」
青子「え〜〜〜。園子ちゃんて凄いんだ〜〜。」
快斗「もしかして青子…、知らなかったのか…?」
青子「知らなかったよ…。」
探 「(この方達はほっといて)もし50より下だったら?」
園子「しないよ。だけどあなた達だったら嫌でもするね。」
女性以外の心の中(明日休もう。)
志保「工藤君、服部君、黒羽君、今『明日休もう』と思っていたでしょ。」
男の心の中「なんで心の中が分かるんだ?宮野!!」
園子「もし休むんだったら、先生にずる休みしているって言っちゃおうかな?」
志保「補習の山ね。」
快斗「べつにいいもん。おれIQ400だし。」
志保「それじゃあ中森さんに言い付けようかな?」
快斗「それだけは……。」
新一と平次の心の中(なにやってるんだ!!)





次の日、新一達は嫌で嫌でしょうがなかった。


「昨日の大会の結果発表をします。

第5位     君と    さん   0票  

第4位 白馬 探君と宮野志保さん  51票      

第3位 黒羽快斗君と中森青子さん  59票

男「イエーイーーーーー!!!」 

第2位 服部平次君と遠山和葉さん  86票

男「うお〜〜〜〜〜〜〜!!!」

第1位 工藤新一君と毛利 蘭さん 120票

男「ヤッターーーーーー!!!」

さてでは約束のキスを………といいたい所ですが
時間がないので次の休憩で」

快斗「園子ちゃん!!」
平次「ねーちゃん!!!」
新一「園子!!!!」
園子「あら、やっぱり来たのね。手短に話すけど、黒羽君の時は中森さんの隠れファンクラブ。服部君の時は遠山さんの隠れファンクラブ。新一君は、まあわかっているけど。」
快斗「隠れファンクラブーーーー!?」
平次「何やそれ?」
園子「何処かの誰かさんが怖いから、隠れてやっているファンクラブ。誰かさん以外はみんな知っているけど。」
新一「それじゃあなぜ宮野の時は?」
園子「宮野さんがクール過ぎるからじゃない?」
男達「納得…。」
園子「次の休憩時間楽しみにしているよ〜〜〜!!」
快斗「おい、平ちゃん、新一。」
平次「快ちゃん、工藤。」
新一「やっぱ同じ事を。」
快斗「まず青子達に近づかせない事。」
平次「あの大会のメインを嫌でもせなアカンな。」
快斗「あっ、そう言えばバレンタインもあと2ヶ月だから。」
新一「そう言っている傍から蘭達がいないんだけど。」
快斗と平次「はあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」


☆☆☆


その頃、蘭達は凄い事になっていた。


圭 「毛利さん凄かったですね。」
大和「何言ってるんだ、遠山さんの方が可愛いじゃないか。」
克也「お前ら目が悪いのか?中森さんの方が可愛いじゃないか。」
蘭 「なんで毎日こんな事ばっかりなの。」
和葉「はー、毎日毎日うっとおしい。」
青子「快斗達が来るのを待とう。」
新一「蘭!」
蘭 「新一。」
平次「和葉!!」
和葉「平次。」
快斗「青子!!!」
青子「快斗。」
圭 「ナイト達が来てしまった。でも今回はすぐに立ち去ろうとはしないぞ。」
直也「何で毛利さん達がこんな奴らの彼女になってしまったのか謎なんだよ。」
大和「おれ達なら世界一の幸せにしてあげるのにな。」
克也「今日は力ずくでも奪ってみせる。」

そうして男達は武器!?を持っていた。

平次「オレ等が黙っていたら、言いたい事ばっかいいよって。」
快斗「青子達、下がっていろ。」
新一「俺達のチームワークを知らないな。」

といって平次は得意の剣道(棒を持って)、快斗は得意のマジックで(何ができる?)、新一は超高校級のキック力で。

圭 「はん、何がチームワークだ。」
大和「約100VS 3だぞ!!負ける訳がない。」
新一「おーい、ぼけーとしてたら俺達にやられるぞ。」
克也「何!?」

と思っている内に、男約100名は1分も立たない内にやられた。

新一「ふー、思ったより強くないな。」
平次「これやったらオレ一人でもできたな。」
快斗「おい青子、大丈夫か?」
青子「快斗達って凄いんだね。」
和葉「平次、見直したわ。」
平次「そっか?」
園子「ラブラブ中すみませんが。」
園子以外「誰が!」
園子「あんた達忘れてないでしょうね、誓いのキ・ス★」
新一「あっ、忘れてた。」
園子「では舞台にあがって。(あいつらをこれ以上引っ付けたくなかったらする。)」

最後の所は男にしか聞こえない。

快斗「おい、やる気があるか?」
新一「と言うより何人集まってるんだ?」
園子「数えただけで精々200人ほど。だけどもっといるわね。もしかして全校生徒かもね?」
平次「ホンマにするんか?」
新一「これ以上和葉ちゃんに男を近づかせなかったらね。」
快斗「するんだな。」
平次「うっ……。」
園子「只今より誓いのキスをいたします。見たくない人はさっさと退場ね。」
紅子「では始めます。」

神父「工藤新一、汝は毛利蘭を一生愛し、泣かせない事を誓いますか?」
新一「はい、誓います。」
神父「毛利蘭、汝は工藤新一を一生愛し、泣かされたら叩く事を誓いますか?」
蘭 「はい、誓います。」
神父「誓いのキスを。」

神父「服部平次、汝は遠山和葉を一生愛し、泣かせない事を誓いますか?」
平次「はい、誓います。」
神父「遠山和葉、汝は服部平次を一生愛し、泣かされたら叩く事を誓いますか?」
和葉「はい、誓います。」
神父「誓いのキスを。」

神父「黒羽快斗、汝は中森青子を一生愛し、泣かせない事を誓いますか?」
快斗「はい、誓います。」
神父「中森青子、汝は黒羽快斗を一生愛し、泣かされたら叩く事を誓いますか?」
青子「はい、誓います。」
神父「誓いのキスを。」

神父「白馬探、汝は宮野志保を一生愛し泣かせない事を誓いますか?」
探 「はい、誓います。」
神父「宮野志保、汝は白馬探を一生愛し、泣かされたら叩く事を誓いますか?」
志保「はい、誓います……って言うと思う?第一私と白馬君は付き合ってないわよ!!」
志保以外「え!?」
志保「第一、私が好きな人は他にいるのよ!!」
全員「それは?」
志保「言える訳ないでしょ!(//)
園子「1名を残して誓いのキ・ス・を終わります。」
新一「園子〜〜〜〜っ。」
平次「ねーちゃ〜ん。」
快斗「園子ちゃ〜ん。」
園子「あら何?」
園子以外「何だあの泣かされたら叩くって?」
園子「そのままの意味。あんた達が事件なんかでいなくならないように。そういうあんたたち、彼女は?」
園子以外「あっ、わすれてた。」
新一「早く探すぞ!」


  ☆☆☆


その頃、和葉の所では……。


大和「遠山さん、なんであんな服部みたいなアホの彼女になってしまったのですか?」
和葉「なんやて、安来君!?今なんて言うた?」
大和「だから服部みたいなアホと付き合わないで俺と付き合おう。」

ボコ!!

大和「遠山さん!?」
和葉「平次の事をアホってゆうたな!!」
大和「ああ、言ったよ。」

バッチーン!!

大和「いってー、何するんだ!?」
和葉「平次の事バカにするんやったら、アタシを通してよ!!」
平次「和葉!!!」
和葉「平次!」
平次「安来、お前和葉に何したん?」
大和「俺は何もいってねーよ。遠山さんが勝手にぶったんだ。」
和葉「違うやんか!平次の事アホってゆうたやんか!?」
平次「オマエ、そういや和葉の隠れファンクラブの会員やったな?」
大和「そうだ!!一応会長…って何でその事を!?」
平次「園子ねーちゃんに聞いたんやで。和葉になんかしてへんな?」
和葉「別に……。」
平次「そんならみんなの所行くか。」
和葉「うん!!」


 ☆☆☆


その頃、青子の所では……。


克也「中森さん、なんであんな怪盗の彼女になってしまったのですか?」
青子「なったら悪いの?」
克也「あんな奴と付き合わないで俺と付き合おうよ。」
青子「いや!!」
克也「あっそ。そんなに言うんだったら、力ずくでも奪ってみせる。」
青子「快斗ーーー!!」
克也「彼氏の名前なんか呼んでも無理だね。」
謎の男「それはどうかな?」
克也「かっ、怪盗キッド!!」
青子「快斗!!!」
克也「じゃあ勝負だ!どっちが中森さんにふさわしいかを。」
快斗「いいけど。」

いつ着替えたんだ…?

克也「じゃあテストだ!!多い点をとったら勝ちだ!」
快斗「楽勝じゃん。」
克也「では、はじめるぞ!」

はじめーーーーーっ!

採点中……。

「発表。優勝は黒羽快斗だ。点数100点中100点。水沢克也、点数100点中58点ということだ。」
克也「どうして負けたんだ?」
快斗「お前いっとくけどな、俺IQ400なんだぞ。負ける訳が無い。」
青子「やっぱ快斗って凄いのね!」
快斗「さあ、みんなの所へ行こう。」
青子「うん!」
克也「IQ400……………凄い……。」


  ☆☆☆


その頃、蘭の所では……。


圭 「毛利さん、何故あんな探偵と一緒になったのですか?」
蘭 「なっちゃ悪いの?」
直也「そんな事はないですが…。」
蘭以外「高校の時、毛利さんを残して何処かへ行ってたじゃあないか!!」
蘭 「それだったら気になんかしてないもん。新一は私の傍に居たんだもの。」
蘭以外「それじゃあ、力ずくでも毛利さんを奪ってみせるぞ!」
新一「お前ら、俺達の事情を知らないでよくこんなことが言えるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
圭 「何が事情だよ!!毛利さんをほって何処か行ってたやつに言われたくないな。」
新一「それならおれは近くにいだぞ。なっ、蘭?」
蘭 「うん!」
新一「そんじゃあ、今度蘭に手を出したら骨折するぞ!」
直也「そんなもんで骨折してたら病院が苦労するぞ。」
新一「あっそ。そんじゃあ……ホイ。」

と新一が近くにあった缶を蹴ると、缶は100m先にぶつがって割れた。

圭 「すっ、すごい……。」
新一「ほらな。もしおれが探偵やってなかったら、今頃サッカー選手になっているだろうな。」
直也「でも、それだけじゃあ骨折なんて……。」
新一「今のは凄く弱くしたんだからな。しかもこのキック力増強シューズがあれば骨なんてボロボロだな。」
圭 「ふん、分かった。もう毛利さんの近くには寄らないよ。だけど、ファンはまだまだたくさんいるぞ。」
新一「お前ら忘れてたのか?蘭は空手の都大会優勝者なんだから。」
直也「こんなに可愛い毛利さんが優勝者なんてウソですよね……?」
蘭 「ほんとよ。」
新一と蘭以外「こわー……。」
新一「これで分かっただろ。じゃ、行くぞ。みんなの所に。」
蘭 「うん!」





さて今日は、2月14日。
そう、バレンタインデー。


平次「なあ工藤。今日も地獄を見るな。」
新一「そうだな。」
志保「だからって休んだらダメよ。」
新一「宮野、何処から出てきたんだ?」
快斗「もしかして俺みたいに……。」
志保「失礼ね。黒羽君じゃないんだから、ちゃんと玄関からはいってきたわよ。」
蘭 「新一、早く学校行くよ。」
新一「今行く。」
和葉「そこのアホ、早よ行くで。」
平次「アホとはなんや、アホとは!?」
和葉「自分でアホやと言うてるやん。」
青子「快斗、早く行かなくちゃ遅刻するよ。」
快斗「わかってる。」
志保「何処もラブラブね。」


  ☆☆☆


さてここは帝丹高校の校門。


女 「工藤先輩、これ、もらってください。」
新一「俺がもらうのは1つしかないからな。ごめんな。」
女 「毛利先輩からでしょ?」
新一「それは言えないな。」
女 「わかりました……。」
蘭 「新一、もらわないの?」
新一「俺がもらうのはたった1つなんだから。」
蘭 「チョコは下校の時まで楽しみにしてて。」
新一「わかった。」


  ☆☆☆


女 「服部先輩、これもらって下さい。」
平次「わるいな。オレがもらうんは、1つしかないんやからな。」
女 「わかりました……。」

和葉「ええんか?さっきの子泣いてたで?」
平次「ええんやゆったろ?オレがもらうんは1つやて。」
和葉「ふぅ〜ん。」


  ☆☆☆


女 「黒羽君、これもらって下さい。」
快斗「ごめん。俺がもらうのは1つだけだから。」
女 「やっぱり中森さん?」
快斗「そうだな。」
青子「快斗!かっこつけちゃって!」
快斗「いいじゃん。俺がもらうのは青子のだけなんだから。」
青子「ふぅーん……。」
快斗「で?チョコは?」
青子「あっわすれた!玄関の所にあるよ。」
快斗「下校までおあづけか。」


  ☆☆☆


下校中(3人で)


新一「なんで下校がこいつらといっしょなんだ!?」
平次「工藤との愛を深めるため……。」

ボコ!!!

新一「気持ち悪いからやめろ!」
平次「工藤がいじめる〜〜。」
快斗「こんなバカはほっといて、なんで結局こうなるんだ?」
新一「そうだな……。」
平次「なんでえやろ?」

そう、この3人の鞄の中はチョコばっかりだった…。
(新一と快斗は紙袋を二つおまけ!平次は…かばんだけ。)
それで3人の彼女に嫌われてしまったと言う事で男3人で帰っているという事になったのだ。

新一「蘭達3人で帰らしてよかったんだろうか?」
快斗「そうだな。」
平次「ここで快斗、出番やないか。」
快斗「いや!」
新一「まあ、大丈夫だろうな。」


  ☆☆☆


その頃……。


蘭 「なにするのよ!!」
和葉「はよはなせ!!」
誘拐犯「静かにしろ!これが何か分からないのか!?」

と突き付けたのは拳銃だ。

誘拐犯「あと1日すれば最愛の彼氏にあえるんだ。それまで静かにしろ!」


  ☆☆☆


一方、何も知らない人……。


新一「蘭達が帰ってない。」
快斗「おれ達より30分も早く出たはずなのに。」

プルルプルルプルル…………。

新一「もしもし、工藤ですが?」
誘拐犯「毛利蘭と遠山和葉と中森青子の3人を預かった。帰してほしくば、明日の午後1時、帝丹高校の体育館に来い。かならず3人でな……。」

ガチャ……。

新一「大変だ、服部、快斗!蘭達が誘拐された!!」
平次「なんやて!」
快斗「で、犯人の要求は?」
新一「明日の1時に帝丹高校の体育館に3人で来いだと。」





次の日の午後………。


新一「そんじゃあ行くぞ!!」
全員「お〜!!」
平次「でも変わった犯人やな。和葉達を誘拐するなんて。」
全員「それもそうだな。」


  ☆☆☆


帝丹高校体育館……。


快斗「おい誘拐犯、来てやったぞ!」
誘拐犯「まさか来るとはな。」
新一「さあ、早く蘭達をはなせ!」
誘拐犯「それはできないな。」
平次「なんでや!」
誘拐犯「助けたくば俺達を倒してからだ!!」

と言って現れたのは、一時新一達に負けた奴らだった。

新一「はー、またお前達か。」
快斗「俺達に負けたのにね。またよく負けに来てくれたな。」
圭 「うるさい!!俺達はパワーアップしたんだ!!」
大和「遠山さん達を奪うまでは何度でもやってやる!!」
平次「おい安来、お前和葉に振られたんとちゃうんか?」
新一「それに西園寺、松原、お前ら2度と蘭には近づかないと言ったはずだ。」
直也「そんな約束したかな?」
快斗「約束しろ。この試合にお前らが負けたら青子達を開放し、2度と近づかないと。」
克也「分かった、約束しよう。」

といって、男達は武器を……!?
新一達はいつもどうりで。

圭 「今回は前のようには行かないぞ!」
快斗「そんなに言ってると1分足らずでやられるんだよ。」
直也「そんなに簡単に行くかな!?」
新一「あっそ。そんな事いってるとほんとにやられるよ。」

ボコ!!バキ!!

新一「何がパワーアップしただ!全然変わってないじゃないか!!」
快斗「さあ言ってもらおうか、青子達は何処にいるんだ!?」
大和「知らないな。」
新一「俺今すんごく機嫌が悪いんだけど、はきやがる気がありませんか?」(あくまで爽やかに)
克也「俺達は何も知らない。けど連れ去った人は2人で、男が1人、女が1人だったぞ。」
圭 「それで体育館倉庫の方へ行ったぞ。」
新一「あっそ。」

ポイ。

新一「体育倉庫だな、よし!服部、快斗行くぞ!」
新一以外「聞いた途端ポイだってさ、こわ〜……。」
快斗「そうだお前達、もう2度と青子達には近づくな!!」
新一達以外「分かりました。」
新一「今度蘭達に近づいたのを見たら病院行きだな。」
平次「そやな。」
快斗「手加減してたしな。」
新一「と言う事だから。」


  ☆☆☆


体育館倉庫………。


蘭 「あなた達は……成実先生に幸さん!!」
和葉「蘭ちゃん知っとんの?」
青子「で、誰なの?」
蘭 「成実先生って死んでしまったはずなのに………。」
全員「なんでーーーー!!?」
成実「ちょっとしたことをしたんでね……。」
蘭 「でも幸さんは何故?」
幸 「工藤君達に復讐をしにね。」
幸以外「えーーーーーー!!?」


  ☆☆☆


工藤達も体育倉庫につき……。


新一「おーい蘭、どこだ!」
成実「ひさしぶりね、工藤君。いや、あの時はコナン君だったな。」
新一「あなたは……成実さん!!」
成実「覚えてくれてたんだな。」
新一「忘れるわけないじゃんか。たった1人だけ自殺させてしまったんだから…。」
平次「そうか工藤。なんであの時あんな事言ったんかが。」
快斗「じゃあ何でこんな所に……。」
幸 「ちょっとあなた達、私の事忘れてたでしょう。」
平次「ほんまに忘れてた…。で、幸さんは何でこないな所に?」
幸 「だから言ったでしょう?工藤君達に復讐するためって。」
平次「聞いてへんで!」
新一「で、なんで蘭達を……?」
成実「工藤君、あなたが来たら蘭ちゃん達は帰すんだから。」
幸 「なーんてね、工藤君。ほんとはただあなた達に会いたいだけだったんだよ。」
成実「ほらみなさん、出てきてくださいよ。」

と、言って現れたのは新一達の両親………。
ついでに白馬&宮野。

新一「父さん、母さん。」
蘭 「お父さん、お母さん。」
平次「オヤジ、おかん。」
和葉「お父ちゃん、お母ちゃん」
快斗「おふくろ。」
青子「お父さん、お母さん。」
新一「白馬、宮野。」
快斗「で、何でこんな事企んだんだ?」
優作「それはね、快斗君。」
小五郎「新一、お前達を試すためだ。」
両親以外「試す?」
有希子「新ちゃん達が蘭ちゃん達のためにどこまで頑張れるのかをね。」
英里「私達見ていたけど、想像していたより……。」
平蔵「平次、お前らがあないに頑張っているとは夢にも思わんかったで。」
志保「工藤君だけは想像どうりだったけど。」
新一「で、どうだったんだよ?」
両親達(小五郎以外)「合格♪」
小五郎「おれはまだ気にくわんが。」
英里「小五郎はただ蘭が離れていって新一君の所に行くと思っているだけなんだから。」
新一と蘭「え!?(///)」
有希子「成実さん、幸さん協力ありがとうね!」
成実「おれもこれで成仏できるよ……。ありがとな、ちいさなたんていさん。」
新一「おれはもう小さくねーぞ。」
蘭 「もしかして成実先生が最後に引いた暗号って……。」
新一「そうだよ。『ありがとなちいさなたんていさん』だよ。」
平次「でもなんで幸さんがここに?」
幸 「私今日が仮出所の日で、たまたま成実さんに会ったの。」

というわけで……成実さんは成仏でき、幸さんも平和に暮らしました。

新一「で、どうして父さん達が!?」
優作「ついさっきの便で帰ってきたんだ。」
有希子「でもすぐに帰るわよ。」

と、言うわけで両親は全員帰り、平和な日々が戻ってきました…。

新一「蘭、そういえばチョコは?」
快斗「そういえば。」
蘭 「でも新一達はいろんな人からもらっているじゃない。」
新一「ああそれならもう捨てた!」
蘭達「へ?」
快斗「だからおれ達は青子達のしかいらないんだから、特に新一は。」
新一「快斗ーーっ、どう言う意味だーーっ!?」
快斗「まあ新ちゃんたら〜わかっているくせに〜★」
新一「快斗!母さんのまねをするな!鳥肌が立つ!」
平次「そんでチョコは?」
蘭 「だいじょうぶだよ。みんな持っているよ。」
青子「青子がバ快斗のために作ってあげたのに。」
快斗「バ快斗とはなんだアホ子!!玄関に忘れたって言ってじゃあないか!!」
青子「あれ?そうだった?」
蘭 「はい!新一。」
新一「ありがとな!」
和葉「はい!アホ平次。」
平次「アホとはなんやアホとは!!」
和葉「いらんのか?」
平次「ほしい。」
和葉「やっぱほしいんや。」
青子「はい!快斗!!」
快斗「ありがとな。」

と、いうわけで新一達は仲直りでき、そのまま季節は春になりました……。





新一「今日は卒業式だな。」
平次「そうやな。」
和葉「うわ〜、珍しい。平次がちゃんとした服着てる。」
平次「なんやそれ!?いつもオレがちゃんとしてへん服着とんのか!?」
新一「そうだな。」
平次「うわひど〜〜。工藤までそんな事言う。」
快斗「おっは〜〜。」
蘭 「あっ、おはよう、黒羽君。」
快斗「おはよう、蘭ちゃん。」
新一「そろそろ行くぞ。」


  ☆☆☆


卒業式が始まり……。


教頭「卒業生代表の言葉。3年B組、工藤新一君。」
新一「はい。」

新一「今日僕達は卒業します……………………これを卒業生代表の言葉とします。」

と言って降りてくる時、新一は蘭に向って軽く笑った。

女 「今工藤君こっちむいて笑ったよね。」
女 「ぜったい毛利さんよ。」

新一「どうだった、おれの言葉。」
蘭 「よかったんじゃない。」





卒業式が事件も無く終わり、その5年後………。


新一は探偵業をし、蘭は新一の妻こと秘書になり、2人の子供がいます。
名前はコナンと百合(ゆり)。

平次と和葉は刑事となり、2人の子供がいます。
名前は若菜(わかな)と剣(けん)。

快斗はマジシャンとなり青子はマジックのアシスタントになりました。
2人の子供がいます。
名前は一輝(かずき)と翔(しょう)です。



だが、新一達の結婚式やその後の話はまた次回……。



FIN…….



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