2004年工藤新一お誕生日記念小説〜解説〜



「2004年工藤新一お誕生日記念小説」は、「私的に5つのお題」をテーマに書きました。
お題は自分で考えたもので、企画終了までに当てた方には、リク権を差し上げる、と言う事にしてました。


実は、「新一くんってこんな人」のイメージによくある誤解へのアンチテーゼ、が今回のテーマだったのです。
「よく見かける新一くんへの誤解」を5項目挙げ、それに対してひとつずつお話を作ってみました。

ちなみに、「よくある誤解5項目」というのは・・・


1、レモンパイが好物である

これに関しては、「ラブコナン」の記事で誤解なのかどうか微妙になってしまいました。
それでも私は、「原作でコナン(新一)くんは一言もレモンパイが好物だって言ってない、絶対違う!」と信じてますが。


2、約束破りの常習犯(これは、約束は覚えてても守ろうという意思が希薄なパターンと、約束自体をすぐ忘れるパターンがあり)

何故か、新一くんがすぐ約束を破るってお話、多いんですよね。でも原作の第1話トロピカルランドの約束や、レストランアルセーヌの待ち合わせや、諸々を見る限りでは、新一くんは蘭ちゃんとの約束、ちゃんと守ってますよね?
「迷宮の十字路」に関しては・・・普段約束破りをしてないからこそ、逆に「忘れて2時間の遅刻」が際立つのだと思ってます。
普段から約束破りなら、いくら蘭ちゃんでも怒るよ、きっと。
話はそれますが、あの時「良かった・・・」と言った蘭ちゃんを「都合のいい女にされた!」と憤っている方も居られましたが、それに対しての私の見解は、お話の中で書いた通りです。


3、事件とあらば、蘭ちゃんを忘れる、蘭ちゃんより事件が大事

事件に夢中になるのは確かだけど・・・蘭ちゃんを忘れるってこたあ、今までの原作見る限りではなかったと思う。
むしろ蘭ちゃんが気になってなかなか推理に集中出来なかった(それでもちゃんと解決するんだから偉いよ、うんうん)事ならあったようですけど。


4、記念日に弱い、大切な日をいつも忘れてる

これは、映画第1作であった、「新一くんが毎年自分の誕生日を忘れてる」から来た誤解だと思われます。
でも、原作見る限り、他の記念日は忘れてなさそうだと思いません?
阿笠博士の誕生日も、自分の誕生日よりはすんなり思い出したみたいだし。
ましてや、寂しい思いをさせたクリスマスやバレンタインデー、そして(青山先生が取って置きと仰る)蘭ちゃんの誕生日を、帰って来た工藤新一が忘れるなんて、天地が引っ繰り返ってもありえないと思うのです。


5、朝に弱く、だらしない生活をして、生活の面倒は蘭ちゃんに見てもらってる(推理小説を読み耽って夜更かしは日常茶飯事)

何でこう思われてるかなあ。
高校生男子ってそんなものだという認識からでしょうか。
でも、生活能力ない息子をほったらかして、有希子さんたちが海外に行っちゃいますか?
1人暮らしを許してもらう為には、かなり厳しく生活を律してないと無理だって思うんですけどね。
「命がけの復活シリーズ」でも、蘭ちゃんが迎えに行った時は、すでにシャツとズボンを身に着けて、パンを口にくわえていたから、ねぼすけさんでもなければ、簡単でも朝食は取ってる様子です。
工藤邸が荒れ果ててるのは、仕方ないかと。あんな大きなお屋敷、専業主婦でも管理できませんて。
でも内部は荒れてませんでしたよね。



以上の5項目でした。
細かい部分が違っても、大元の所で意図を読み取って頂いた方は正解とさせて頂きました。


期間内に正解してリクエスト権を差し上げたのは、泉智様、ゆう様(「お忍び温泉宿」サイトマスター様)のお2人です。
おめでとうございます!なるべく早くリクエストにお応え出来るように頑張ります(汗)。

そして、企画に参加して下さった方、協力してくれた会長さん、読んで下さった方、
皆様本当にありがとうございました。

戻る時はブラウザの「戻る」で。