恋人達の湯煙模様(青山鎖骨同盟温泉企画参加作品)



byドミ(原案協力:東海帝皇)



1、 新蘭編


「新一、雪が降ってきたよ」
「ああ。寒くなりそうだな。でもきっと、雪が舞う中で露天風呂に浸かるってのも、乙なもんだぜ」
「うん、そうだね」

新一と蘭は、高校卒業を控えた冬休み、2人で北陸に旅行し、とある温泉地の宿・雪花(せっか)荘に到着した。
2人は既に恋人同士であったが、2人での泊りがけの旅行は初めてであり、小五郎には勿論内緒である。

『蘭は・・・今夜、OKって・・・事だよな?まさか、2人での旅行なのに、布団を並べて寝るだけ、のつもりなんて事は・・・』

そう。
新一と蘭は、恋人同士になったものの、関係はまだキスどまり・・・清いお付き合いなのである。

けれど今回、高校卒業を前にして思い切って誘った2人きりの旅行に、蘭は心もち頬を染めながら、頷いてくれたのだ。
否が応にも、期待と不安で心臓が暴れ出しそうになる新一であった。



  ☆☆☆



仲居に部屋まで案内されると、荷物を置いて手足を伸ばした。
蘭が部屋に置かれた電気ポッドでお湯を沸かし、お茶を淹れた。

「お・・・サンキュー」
「こういう所では、緑茶と相場が決まってるのが新一にはちょっと辛いんじゃない?」
「いや、たまにはお茶も良いさ。それに、ホラ」

新一が荷物の中から一回分ずつのパックになったコーヒーと紅茶を出して見せる。

「用意が良いわね〜」

蘭が感心したとも呆れたともつかない声を出した。

「最近は和風旅館でも、ロビーにコーヒーの自動販売機がある所も多くなったけどな。コーヒー中毒の身には、用心に越した事はねえ」

お茶を飲みながらくつろいでいると、窓の外ではちらちら舞っていた雪がかなり本格的になってきた。
蘭が立って行って窓の外を見る。

「うわあ・・・すごいよ、新一。この分だとかなり積もりそう」
「一日ずれたら来るの大変だったかもな」
「見て見て、新一、露天風呂!」

蘭が指差す先にあったのは、この部屋に備え付けの専用露天風呂だった。

「ああ・・・露天風呂付きの部屋を借りたから」

新一が事も無げに言った。
内心では蘭に「下心」を見透かされないかとドキドキである。

蘭が新一の方をちらりと見て、すぐに目をそらしたので、新一はひやりとした。
しかし蘭が口に出したのは、全く別の事だった。

「ねえ新一・・・露天風呂付きの部屋なんて、高かったんじゃない?」

ああ、それか、と新一は思う。

「あ、その点なら大丈夫。前に事件解決をした人から礼金を渡されそうになって固辞したら、代わりにって、この宿の招待券を貰ったんだ」
「そうだったの・・・でも、新一がどんな形であれ、お礼を受け取るなんて珍しいね」
「うん、まあそうだな」

新一は、高校生の間は修行の意味もあって、探偵活動のお礼は基本的に受け取らなかった。

ただ、これから先。
親は金を持っているが、何をやるにも親掛かりというのはいただけない。
けれど、探偵としての活動をするつもりなら、普通に時間に縛られるアルバイトをするのも困難であろう。
であれば、ケースバイケースで探偵活動を「仕事」として行く事も必要かと、新一は考えていた。
今回お礼を受け取ったのは・・・相手が強引だった事もあるが、今後の事も絡めて蘭との仲を一歩進めていたいと思っていたのもある。

出来れば、一日も早く、蘭と共に生きて行きたい。
そう考えている新一であった。

正直な所、今回の旅行で、蘭と深い仲になりたい・・・実質上のお嫁さんにしてしまいたい、と思っている。
蘭が新一と2人きりの宿泊旅行を承諾したのは、おそらく「OK」のサインと見て間違いがないだろう、と思う。

しかし、横目でちらちら見る蘭の表情は、いつもと変わりがないようにも思える。

『まさか・・・な。いくら蘭が鈍くても、旅行の含みに気付かないなんて事は・・・いや、有り得るか?』

雪は舞い続け、少しずつ夕闇が濃くなって来ている。
新一は間がもてなくなって、立ち上がった。

「夕飯の時間までは間があるみてえだから、一風呂浴びてくる。蘭もどうだ?」
「え・・・?」

蘭がちょっとばかり不安そうに瞳を揺らした。

「大浴場があるだろ?そっちの方に」

新一がそう言うと、蘭は明らかにホッとしたような顔で頷いた。

蘭の様子からして、どうやら今夜の事は了承しているようだと新一は思った。

『まだそんな関係になってねえのに、いきなり部屋の風呂に誘うかっつーの』

新一は内心そう突っ込みを入れるが、蘭の不安は分かるような気がした。



2人並んで大浴場まで歩いて行く。
館内には硫黄の匂いが微かに漂っている。

「ここは、結構泉質が良いって評判で、腰痛とか皮膚病とかにはよく効くらしいぜ」
「生憎、私にはどっちもないけどね」

大浴場の入り口で別れ、蘭は女湯に、新一は男湯の方に入って行った。

今の時間、入浴中の人は少なく、新一はゴシゴシと体を洗うと、ゆったりと風呂に浸かった。
乳白色で不透明の湯は、硫黄の匂いが強い。
若い新一には腰痛も肩凝りも無縁だが、日頃の疲れが洗い流されるような気持ちになった。

この大浴場は、そのまま屋外の露天風呂へと繋がっている。
温泉で温まった体なら、外に出ても寒さが身に凍みる事はない。
新一はタオル一枚手にして、雪の舞う戸外の露天風呂へと向かった。

いつの間にか日がとっぷりと暮れていた。
木々に降り積もった雪と舞い落ちる雪、立ち込める湯気がライトアップされて美しい。
幻想的な光景の中、新一は屋外の風呂に浸かっていた。
露天風呂はさして広くないが、他に入浴客は居ず、新一は手足を伸ばした。

「蘭が好きそうだな、こういうの。確か女湯にも露天風呂が繋がっている筈だし、今頃蘭もこの風景を見て、喜んでるかな?」

新一は蘭の笑顔を想像し・・・今の蘭がどういう姿であるかも想像してしまい、鼻血を噴きそうになって慌てて鼻を押さえた。





露天風呂の中に浸かったまま歩いていると、奥の方が通路になっているのに気付いた。
両側を大岩に挟まれ、温泉に浸かったまま通れる細い通路。

新一がそこを通って行くと、突然広い空間に出た。
先程の露天風呂よりずっと広々としている。
ただ、湯気が立ち込めている為、奥は見えなかった。



「そう言えばここって、女湯・男湯と繋がって大きな混浴露天風呂があるって話だったな。ここがそうか・・・って、行き来が簡単じゃん、良いのか、こんな構造で」

ここの温泉は乳白色に濁り不透明で、湯に浸かっている部分は全く見えない。
だから、肩まで浸かった状態ならうら若き女性も安心して混浴風呂に入れるのであろうと新一は理解した。

「でもここって、知らない人は奥に混浴露天風呂があると知らずに進んでしまいそうだよな」

一応それぞれの内湯には、説明書きがされているが、よく見もしないで進んで行く人も中には居るだろうと思う。

それはそれとして、この混浴露天は、昼間であれば日本海が見える、見晴らしの良い露天風呂だという話だった。

「天気が良かったら、海と夕焼け見ながら入浴、ってのも出来たんだけどな。でもま、雪見しながらってのも良いか。どっちも蘭が喜びそうだよな」




湯煙の向こうに人影が見えて、新一の胸がドキリと鳴る。
岩に寄りかかっているのは、うら若き女性。
長い髪をアップに纏め、大きな黒曜石の瞳に長い睫毛が影を落とし、ふっくりとしたピンク色の唇が僅かに開いている。
細く長い首、たおやかなラインを描く肩、くっきりと浮かんだ鎖骨・・・温泉の湯に濡れた白い肌は仄かな庭園灯に照らされて光る。

その美しさに新一は、思わず息を呑んでしまう。
気配を感じてか、その女性が振り返った。

「え?し、新一っ・・・!何でここにっ!?」

間の悪い事に、蘭は肩まで湯に浸からず、腰から上を出していた。
蘭は慌てて胸元を押さえ湯に肩まで浸かるが、もう遅い。
蘭の豊かな胸からくびれた腰の映像がくっきりと新一の目に焼き付けられ・・・。



次の瞬間。

「え?きゃああああっ!新一っ!!」

新一は盛大に鼻血を噴き出して、湯の中に倒れこんでいた。





  ☆☆☆



それから暫く経って。

混浴露天風呂にやってきた湯治客が、首を傾げる。

「ここって硫黄泉で白いお湯じゃなかったっけ?鉄の匂いがするし、お湯も赤っぽいような・・・」
「鉄泉が涌いたって話、聞いた事ないよな」

それから僅かの間、温泉の不当表示がどうとかいう話があったが、すぐに立ち消えたと言う事だ。

原因を作ってしまった当人達は、そのような騒ぎがあった事を知らない。





  ☆☆☆



新一が気が付いた時。
目の前に心配そうな蘭の顔がアップで迫っていた。

「新一、大丈夫?いくら良いお湯だったからって、あんなにのぼせるまで浸かり過ぎちゃ、かえって体に毒よ」
「蘭・・・オレは・・・」
「新一がお湯の中で倒れて沈んじゃったんで、急いで岩の縁に引き上げて・・・後は旅館の人に助けを求めたの」
「そうか・・・」

新一が蘭の裸を見てしまった為に鼻血を噴いて倒れたとは、蘭は夢にも思っていないらしい。

「それにしても、あそこって、男湯と女湯両方から混浴風呂に繋がってたんだね。新一以外に男の人がいなくて良かった・・・」

蘭が頬を染めてそう言った。

蘭は今はもう髪を下ろしているが、湯上りで肌が上気し、石鹸の良い香りを漂わせている。
浴衣から覗く鎖骨に、新一は先程見てしまった蘭の姿を思い出し、(散々出血してしまった後の筈なのに)再びたらりと鼻血が垂れてしまった。


再三の鼻血に蘭が心配し、その晩新一が「絶対安静」を言い渡されてしまったのは、言うまでもない。



2人の「初夜」は、もうちょっと後の事になりそうだった。




<新蘭編Fin.>









2、 快青編



卒業を控えた江古田高校3年B組のメンバーは、卒業前のクラス旅行と称し、集団で北陸の温泉旅館・雪花荘に来ていた。

「ねえねえ快斗。海だよ。なんか水が黒〜い」
「日本海だからな。荒々しくて色が深い。太平洋の明るさとは違う」
「ここは、海を眺めながら雪の中で温泉につかれる露天風呂が売りなんだって」

それぞれに荷物を置いて、部屋でくつろぐ。
勿論、男子と女子とで部屋は別れている。

「青子〜、黒羽くんと同じ部屋が良かったでしょ?」

親友の恵子にそう言われて、青子は真っ赤になった。

「か、快斗とはそんなんじゃないもん!」
「え?でも、一応恋人同士になったんじゃなかった?」
「そうだけど、でも・・・」
「そっかあ。まだ大人の関係じゃないのね。あんなにエッチな黒羽君だから、とっくに青子に手を出してると思ってたのに」
「青子って、そんなにお子様かなあ」
「それが青子のいいところじゃん。無理して背伸びする事ないって」

恵子に明るく言われても、青子の表情はまだ少し暗いままだった。

「恵子、青子。空いてるみたいだから、大浴場に行こうよ」

クラスメートの1人が声をかけて来た。
2人は頷き、数人連れ立って大浴場へと向かった。


「わあ、ひっろ〜い」
「ねえねえ、ここって露天風呂にそのまま続いてるみたい」

温泉の湯で温まった体で、裸のまま露天風呂に向かう。

「あ、雪だ!」
「雪花」という名の通り、花びらのように音もなく雪が舞い落ちているさまがライトアップされて、その美しさに一同は声もなかった。

湯の中に浸かっていると、殆ど寒さも気にならない。

一同はそのまま奥の方へと進んで行き・・・いつのまにか気付かないままに「混浴」のエリアまで入り込んでいた。



  ☆☆☆



「黒羽、実はここの露天風呂、女湯と繋がってるらしいぜ」
「それはそれは♪」

助平揃いのB組男子は、すばやく目配せし合うと、こっそりと露天風呂の奥に有る通路に向かった。
通路の端からそっと覗き込む。



「げ・・・広い」
「最近の温泉って、女性をターゲットにしてるからな・・・男湯より女湯の方が広いんだろう」

読者諸氏には既にお分かりの通り、快斗を含む男子数人でこっそりと覗き込んでいるのは、女湯ではなく、混浴の風呂なのである。
しかしそこにいる皆が、目の前の広い露天風呂は女湯だと思い込んでいた。
湯煙の向こうにかすかに人影があるのが見える。

「おほっ♪今入ってるの、うちの女子達じゃねえか?」
「ほんとだ。桃井と中森と・・・」

青子が入浴中と聞いて、快斗の耳がピクンとはねた。

「・・・オメーら。まさか青子の裸を見る気じゃねえよな?」
「え〜?別に良いだろ、中森の扁平胸くらい見たってさ」
「そうそう、これ以上減る筈もなし♪」

軽口を叩いていた男子数人は、快斗から立ち上るオーラの凄まじさに声をなくした。

「扁平胸?見たのか?」

快斗の声は低く、それまでヘラヘラしていたクラスメート男子達も、蒼褪める。

「く、黒羽、オレ達まだ何も見てねえから!」
「そ、そう、中森の小さい胸も、ずん胴も」
「あ、馬鹿っっ!!」

失言した男子は他の男子達から取り押さえられたが、時すでに遅し。

「見たんだな・・・?」

快斗のいつにないマジな顔と声・・・。

その後の様子はあえてここで語るまい。
ただ、何とかその場を逃げ出した数人が、無事では済まなかった事だけは、確かな事実である。





ほうほうの体で去って行ったクラスメート達を冷たく見やった快斗は、背後に不穏な空気を感じて、冷や汗を流した。

突然風を切ってモップが襲い掛かり、快斗はそれをかわしつつ向き直った。

そこには青子が、どこから持って来たものかモップを手にして、仁王立ちになっていた。

「・・・ケチ」

快斗が小声で呟く。

何故ならば、青子の体にはバスタオルがきっちり巻かれ、肝心(?)の部分は全く見えないからである。

「ば快斗〜、助平!また覗きをやってるわね〜!!」
「いいじゃんか、青子の扁平胸位見たって、減るもんじゃなし」
「増える減るの問題じゃないでしょ!覚悟!」

青子がモップを振り上げて快斗に襲い掛かる。
快斗はそれを軽やかな動きでかわした。

青子の体に巻きつけたバスタオルは、まったく緩む様子もなく、快斗は内心舌打ちする。
けれど、青子本人は気付いていないだろうが、バスタオルから覗く部分だけでも充分過ぎる程に扇情的だった。
ほっそりとした首、華奢な肩、すんなりとした足。
鎖骨の窪みに溜まって光るのは、汗なのか温泉の湯なのか。


気が付いた時には。
青子を捕まえ、腕の中に捉えていた。

バスタオルを巻きつけていても感じる、華奢で柔らかい感触に、快斗の理性は溶かされて行く。

「いやああああっ!離してっ!!」

もがく青子を抱き締めてくっきりとした鎖骨の根元に唇を寄せた時。
脳天に大きな衝撃を受けて、快斗は気を失った。



  ☆☆☆



快斗が気付いた時、目の前には、心配そうに覗き込む青子の顔がアップになっていた。
青子は涙ぐみながら言う。

「快斗、ごめんね〜。あそこ、混浴だったんだね。青子達知らなくて、快斗達が女湯覗いたんだって思い込んじゃって」

快斗は、青子の浴衣から覗く鎖骨をぼんやりと見詰めながら、そうか、あそこは混浴だったのか、と考えていた。

「ホントにごめんね。青子、お詫びに何でもするから」

青子のその言葉に、快斗の頭は一気に覚醒する。

「ホントに?何でも?」
「う、うん・・・」

青子がちょっとしまったという顔をして、頷いた。
快斗の表情と声に、ただならぬものを感じ取り、けれど今更言葉は取り消せないと感じての事か。

快斗としては、自分のずるさを自覚していたが、このようなチャンスを逃す気はサラサラなかった。

「じゃあ、ここで、青子の裸見たいって言ったら、見せてくれるのか?」

青子が息を呑む。
けれど、約束は守らなければならないと思ってか、強張りながら頷いた。

「うん・・・わかった・・・」

青子の返事に、快斗が拍子抜けする。
まさかあっさり承諾するとは思っていなかったので、ちょっとばかり慌てた。

「あ、青子・・・」

青子が浴衣の胸元を開き、肩があらわになり、覗きかけていた鎖骨が全て現れる。
そこまでは先程バスタオルを巻いていても見えていた部分だが、すぐ目の前で見せられて、快斗はゴクリと唾を飲んだ。

白くきめの細かい肌・・・小ぶりだが形の良い胸の隆起が半ば見えかけ、快斗が再び唾を飲み込んだとき。

襖の向こう、部屋の入り口のドアが荒々しく開けられ、数人の乱暴な足音が聞こえ、青子は開きかけた胸元を慌ててかき寄せた。
襖を開けて飛び込んで来たのは、恵子を始めとする3年B組の女子数人。

快斗と青子が居る部屋は、元々女子達の宿泊部屋だったのである。
青子のモップに脳天をはたかれて気絶した快斗は、旅館の従業員達にこの部屋まで運ばれてきて、青子に介抱されていたのだった。



「黒羽君!ほかの男子達から聞いたわよ!」
「青子、こんな人の介抱する必要ないよ」
「黒羽君達もあそこが混浴って知らなくて、女湯と思って覗いてたんだって!!」

青子のまなじりがつり上がった。

「快斗、よくも!覚悟!」

青子の手には再び、どこから取り出したものかモップが握られていた。
青子が鋭くモップを振り下ろし、快斗は素早い動きでかわす。
いつもの教室と同じ光景が、この雪花荘でも繰り広げられていた。



快斗は、たとえチラッとでも青子の裸を見たのみならず、女子達に快斗が「覗いていた」とチクった男子数人への報復を胸に誓っていた。
彼らのその後の運命は、誰も知らない。

そして快斗は、純真な青子が自分以外の男に「何でもする」と約束しないように、この先見張って行かなければならないと、強く決意していた。

快斗は知らない。
青子が、どんなに純真であろうとも、快斗以外の男性にはそもそも「何でもする」などと軽々しく約束などしない事を。



高校卒業を控えてなお、快斗と青子の「大人の関係」は遠そうだった。




<快青編Fin.>



+++++++++++++++++++++++++


これは以前、青山鎖骨同盟の温泉企画に出品したものです。
そちらが、「企画終了」ではないですが、開店休業状態になっている様子なので、エースヘヴンにアップする事にしました。

一応、それぞれのキャラを踏まえた話にした筈・・・ですが、何とな〜く、私の愛が新一君>快斗君になっているのが、よく現れているなあと実感しています。
「男性陣受難」がコンセプトなんで、両方苛めているのですが、新一君への苛めの方が愛があるなあと自分で思います。

「新蘭編」「快青編」に続き、本当だったら「平和編」「真園編」「白紅編」がある筈だったんですけど、頓挫中・・・すでにどういうお話になる筈だったかも忘れてるわ、あはは〜(笑いごっちゃねえ!)。

当時の後書きを見ると、一応、「同じ温泉宿が舞台」で、「男性受難話」が続く予定だった・・・ようです。
もし妄想が降りてくれば続きをアップする日が来るかもかもですが。あんまり期待出来そうにはありません。


戻る時はブラウザの「戻る」で。