恒例のオ・マ・ケ。
その夜…。
日帰り出来ない地域からの参加者はもちろん、その気になれば帰れる者達も公正を期す為に日売テレビの用意したホテルで一夜を過ごす事になった。
ホテルは一部屋に3人泊まれる様になっており、各チームに一部屋あてがわれていたのだ。
改方学園チームの部屋…。
「覗いたら承知せぇへんで。」
和葉は昼間体力の試練で掻いた汗を気にしてお風呂に入ろうとして男2人にそう忠告した。
それに対して2人の反応は…、
「誰が覗くかい!!(ばれたらおやっさんに射殺されるわ!!)」
「悪いけど俺、未だ死にたないねん…。(服部の目の前でそんな命知らずな真似出来るかい…。)」
そうきっぱりと言われた和葉は当然不機嫌になり、
「なんやねんな、2人して…。どうせ男女のアタシの裸なんか興味ないちゅうんかいな?!ホンマむかつくわ!!!」
そう言って彼女は荒々しく風呂場の扉を閉めた。
その後、残された男性陣が深々とため息をついていた事を付け加えておこう…。
帝丹高校チームの部屋…。
「新一君、覗かないでね。」
「園子、オメー自意識過剰か?!何処ぞの物好きじゃあるめーし、誰が覗くかよ!!」
「誰が私のって言ったのよ?!蘭の入浴に決まってるでしょお?!」
「なっ?!?!?!」(////////)
新一が真っ赤になったのを園子は目をカマボコ型にしながら見つめていた。
なお、その蘭は昼間の汗を流す為に入浴していた。
☆☆☆
そして、就寝時間…。
「和葉。俺等これから寝るけど、夜這いかけたらアカンで。」
「それは女のアタシが言うセリフや!!!!!」
和葉はそう叫ぶと、不貞腐れた様に不貞寝をしようとした…。
が、昼間の疲れからかそのままぐっすりと寝入ってしまった。
そして、再び取り残された格好の男性陣は…、
「はぁ〜〜〜〜っ。(自分だけそんな無防備な寝顔さらしてよぉ言うわ…。俺のこと男やと思ってへんのとちゃうか…。)」
相変わらず自分の事を男として認めてもらっていないのではないかと思いながら深々とため息をつく平次…。
「はぁ〜〜〜〜っ。(何でこいつは女の事になるとアカンねん…。西の高校生探偵なら気ぃつけや…。)」
平次の相変わらずの鈍さに頭を抱え、深々とため息をつく佐伯…。
それぞれ意味の違うため息がその夜遅くまで続いていたそうな…。
同じ頃…。
「蘭が窓側、新一君が廊下側ね。」
「で、園子は?」
「私がアンタ達の間に入るわ。新一君も良いわね?」
「別にかまわねーけど、何でオメーがそう言う事を仕切るんだ?」
「だって、あんた達を隣同士にさせると夜寝られそうにないもの。」
「「なっ!!!!!!!!」」((///////////////////))
2人がこれ以上ないぐらいに真っ赤になっているのを無視するかの様に園子は床についてしまった…。
後に残された二人は…。
「き、今日は疲れたからもう寝るね…。(これ以上新一の顔見れないよぉ…。)」
少し赤くなりながら蘭は何とか床についた。
幸いにも彼女は昼間の疲れもあって横になったら直ぐに深い眠りにつく事が出来た。
が、不幸にもそれすら出来ない男が約一名いた…。
それはもちろん…、
「園子の奴、変な事言いやがって…。眠れなくなっちまったじゃねーか…。」
そう言いながら夜更けまで悶々とする羽目になった哀れな新一であった。
そして床の中で狸寝入りしている園子は…、
「真さん、私寂しい。」
何故か乙女チックモードで愚痴っていた。
そして、夜は更けていく…。
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