BLACK



By 茶会幽亮様



プロローグ



2010年、某月某所。
スラム街のとある工場跡で6人の黒いスーツを着た男女が暗い中で何やら話していた。
A「組織が壊滅してから3年。早いもんだな・・・。」
タバコを加えた男は言った。

3年前に江戸川コナン(工藤新一)・服部平次の2人と日本警察がついにアジトを突き止め、突入。
一部を除いてほぼ全員が逮捕、アジトも爆破された。薬のデータも無事に入手、コナンと灰原哀は無事元の姿に戻った。
その後最高裁において捕まった組織の人員は全員死刑確定待ち状態となっている。

B「生き残ったのもこれだけ。でもまああんな追撃受けてよく生き残れたわ、私たち。でもまあ、嫌な人も消えてくれてせいせいしてるけど。」
サングラスをかけた女は言った。
C「でもー、友達がみーんな捕まっちゃった。なによ、江戸川コナンって?ムカツクー!」
金髪の女は悔しいのかそうでないかはっきりしないように怒鳴った。
D「今は工藤新一だろ?まあどちらにしろ変わんねーんだろうが。」
F「いずれにしろ、やることはわかってるだろーな。」
ドラム缶に腰掛けていた男はそう言うと立ち上がった。
A「工藤新一の暗殺だろ。」
B「今までてこずってきたけど」
C「今度は絶対成功ね。」
D「んじゃ、組織の弔い合戦という事で。」
E「殺しに行きますか。」
F「やるぞ。」
他の5人も銃を出した。
そして6人はその場を後にした。


続く




 第1話「心機一転」に続く。