Millennium Christmas(前編)



By さくら様



12月24日 くもり。
街はクリスマスまっただ中。
どこを歩いてもクリスマスソングが流れてて
たくさんの人でにぎわってる。

わたしはというと・・・
新一の家で料理中。
新一はリビングでツリーの飾り付け。
本当は2人でどっかに出かけたかったんだけど
新一が「久しぶりにオメーの料理が食べたい」って言うもんだから
今日は新一の家で過ごすクリスマスイヴ。
こういう過ごし方もなんだかいいかなぁって思いながら料理を作っているv


「新一〜。飾り付けだいぶん進んだ?」
キッチンからリビングにいる新一に声をかけてみる。
「あー。もうすぐ出来るぜー」
「ほんとう!?」
新一の返事に思わず敏感に反応してしまう。
料理がまだ途中だけど、ちょっとのぞきに行ってもいいよね♪
「うわー。きれいだね♪やっぱりツリーがあった方がクリスマスっぽいよね♪」
「そっかぁ?」
「そうだよー」
キレイに飾り付けされてるツリーを見ながら喜んでる私を見て
新一がプッ・・って吹き出した。
「何よ・・・」
そんな新一を少し怪訝そうに見てるわたしに笑いながら
「いや・・。子供みてーだなぁっと思って・・・」
ふ〜んだ。どうせ、わたしは子供ですよーだっ!!」
新一はむくれてる私に苦笑してる。
「ごめん。ごめん。ただ、かわいいなぁっと思ってさ・・・」
「え?」
意外な言葉に思わず新一の方を見る。
「あ・・いや・・・」
少し赤くなりながら残ってた飾り付けをまた始める新一。
クスッ。そんな新一がおかしくて笑ってると
「なんだよ」
ジト目で私を見る。
これじゃあ さっきと逆だね。

ふと、窓から外を見ると、何やら怪しい雲行き。
「雪降らないかなぁ」
「え?」
「だって、ホワイトクリスマスになるじゃない♪」
「ホワイトクリスマスねー・・・オメーそう言うの好きだよなぁ」
「うん!!」
そう返事したのと同時くらいにキッチンの方から

ジュジュジュ・・・

「あっ大変!スープが吹きこぼれてるっ!!」
慌ててキッチンへ戻って鍋のふたをとる。
セーフ・・・(はぁー)
「大丈夫か?」
心配してキッチンを覗きに来てくれた新一に
「大丈夫だよ。こっちも もうすぐ出来るから新一はツリーの方よろしくね♪」
「はい。はい。」
少し呆れたように微笑いながらリビングに戻って行った。

・・・・

「よし!!出来上がり♪後はテーブルに並べるだけね。」
なんだか こうしてると新婚さんみたいだなぁ・・・
「あなた・・なんて・・・」

『・・・・・』

きゃー!! 何考えてんのよー!!
思わず1人で赤面。
ちょうどタイミングよく?新一がキッチンに入ってきた。
「蘭。何か手伝おうか?・・・あれ?オメー顔赤くねーか?」

ぎくっ・・

「えっ!?あ・・ううん!!赤くないよ・・・」
「そっかぁ?」
そう言いながら私の顔をジ〜っと見てる新一。
う゛う゛う゛・・・
どうしよう・・バカな事考えてたの知られたくないし・・・
何か誤魔化せれるもの・・
あっ!!
出来上がった料理が目に付いた。
「新一、これテーブルに運んで。」
「あー、分かった。・・・これ、うまそうだな・・・」
新一がお皿の上の料理を見ながら言った。
「ホント?腕によりをかけて作ったんだよ。早く食べよ♪」
「そうだな♪」
はぁ〜  良かった、話がそれて・・・


*****


「うめーなぁ。このスープ!!」
「ホント?ありがと♪」
新一の言葉に思わず顔がほころんじゃう。
作った料理をこんなにおいしく食べてくれる新一を見てると
なんだかすごくうれしくなってくる。
新一だから、余計にかな・・・
「なぁ、蘭。」
「何?」
食事も終わりにさしかかった時、新一が少し照れたようにきりだした。
「・・・あのさ、今日 オメー帰るのか?」
「え?」
すぐには新一の言葉の意味が飲み込めなかった。
「あっ・・だから・・明日も一緒に出かけるわけだし・・・それに 
おじさん今日いないんだろ・・・?だったら・・・」

あっ・・・

泊まるってことだよね?新一と朝まで2人きり・・・
どうしよう・・・
わたしの戸惑いが新一にも伝わったみたいで恥ずかしそうに目線をそらせながら
「イヤなら・・・いいんだけどな・・・」
「イヤじゃないよ・・・!!」
「え?」
驚いたようにわたしを見る新一。
あ・・・
頭であれこれ考えるよりも先に言葉がでてた・・・
イヤじゃないの・・・わたしだって、新一とずっと一緒にいたいって思ってる・・・
「じゃあ・・・いいのか?」
新一の言葉に無言でコクリとうなずいた。
なんだか恥ずかしくて、ずっとうつむいていると
「・・・蘭。窓の外見てみろよ」
「え?」
顔を上げると新一が微笑いながら窓の方を指さしてる。
言われるがままに窓に目をやると、何か白いモノがヒラヒラと舞ってる・・・
「あっ!!雪?」
思わず席を立って窓辺まで走っていった。
「すごーい!!雪だよ新一。いっぱい降ってるよー。」

きれい・・・

降り続ける雪に見とれていると
新一が隣に来て、きれいにリボンで結ばれた細長い箱を差し出した。
 
(?)

新一の顔を見上げると、少し照れたように顔を赤くして
「オレからのクリスマスプレゼントだ・・・」
「わたしに?」
「あぁ・・・」

カサッ

「うわぁ かわいい・・・」

箱の中には雪の結晶をモチーフにしたペンダントが入っていた。
「・・・でも、いいの?高かったんじゃ・・・」
「いいんだよ。オメーには心配かけっぱなしだったし・・・これがオメーに1番似合うと思ってさ」
恥ずかしそうに笑いながら、でも真っ直ぐわたしを見て言った。

新一・・・

「ありがとう。大切にするね・・!!」
そう言ってもう一度、ペンダントを見ていると
「つけてやろうか?」
「え?あ・・うん。」
新一がわたしの後ろに回って、箱から取り出したペンダントをわたしの首に回した。

ドキドキ・・・

なんだか心臓の鼓動が早くなっていく。
だって新一にこんなことしてもらうの初めてだから・・・

「出来たぜ」
「あ・・ありがと」
少し照れながら新一の方を見る。
「どお?」
「あー、かわいいぜ」
え?
普段は絶対言わないようなセリフを言うもんだから、思わず頬が熱くなる。
そんな私を見てイタズラっぽく笑いながら言った。
「オメー、顔赤くねーか?」
「あ・・赤くないよ・・・光りのせいだよ・・きっと・・・」
「そっかぁ?」
そう言いながら顔をのぞき込もうとするから思わず後ずさり・・・

トン

背中が窓にぶつかって行き止まり。
「・・・蘭」

ドキッ

新一の手が私の頬にそっと触れた・・・
新一の方を見ようかどうか迷ってうつむいたままでいると、そっとおでこにkiss。
・・・え?
驚いて思わず新一を見ると、さっきまで私をからかってた新一とは違う
すごく優しい目で私を見つめていた。
「すごく似合ってる・・・」

トクン・・・

部屋の薄暗い明かりのせいかな?
新一がなんだかいつもと違うふうに見える・・・
静かな時間の中で、どちらからともなく顔を近づけ、そっと唇を重ねた。
新一の腕の中で長くて・・熱いkiss・・・
「んっ・・・」
苦しくて離れようとするけど、強く抱きしめられてて動けない。
熱い吐息が零れる・・・
身体の力が抜けそうになって、思わず新一の背中にしがみつく・・・

ダメ・・・

座り込みそうになったわたしに合わせるように新一も傾いてきたから、もつれ合うように倒れ込んだ。
長い長いキスの後、首筋に新一の唇が触れた。

ビクッ

「まっ・・待って新一・・・」
ちょうどその時、

トゥルルル・・トゥルルル・・・

電話が鳴った。
聞こえてるはずなのに、電話に出ようとしない新一。
「電話、鳴ってるよ・・・」
「ほっとけばいいよ・・・」
鳴り続ける電話をよそに
新一の手が服の中に入ってきた・・・

(!!)

やっ・・
「やめてっ!!」
出るだけの力で新一の身体を押しのけてた。
イヤじゃないの・・・
新一となら・・って思ってるけど
・・・でも、怖い・・・!!
今になって身体が震えてくる・・・
「ごめん」
「え?」
新一がわたしの手をそっと握った。
「オメーの気持ちも考えないで、先走ってごめん・・・」

ズキッ・・・

謝ってる新一の顔を見て胸の奥が痛くなった。
すごく悲しそうな・・・言葉じゃ言えない目をしてた・・・
私・・・新一を傷つけた・・・
そんなわたしの考えてることを読み通してか
「オメーがそんな顔することねーんだよ。オメーの為なら待てるからよ・・・」
新一・・・
「うん・・・」
新一を傷つけたのに、それでも優しい言葉を言ってくれるの・・・?
胸の奥が熱くなってきて、なぜだか分かんないけど涙が溢れてきた。
「泣くなよ・・・蘭。オメーに泣かれると困るって前にも言っただろ?」
「うん。・・・ごめん」
もう片方の手で 私の頭をそっと引き寄せ胸に押し当てた。
そして、小さい子をあやすみたいにポンポンって叩いた・・・

トゥルルル トゥルルル

いつの間にか鳴りやんでた電話が、再び鳴り出した。
「新一・・・」
「わかってる。ちょっと待ってろ」
そう言って、部屋を出て行く新一の後ろ姿を見てた・・・


*****


カチャ

「はい。工藤です」
「あー、工藤君か?目暮だが・・・」
「目暮警部?どうしたんですか?こんな時間に」
「あー、悪いんだが少し出てきてはくれないか?ちょっと事件があってな、
ワシらだけじゃあ、らちがあかんのだよ」
「事件ですか・・・」
「場所は新宿2丁目だよ。頼むよ工藤君、すぐ来てくれ。それじゃあ」
「えっ・・あ・・ちょっと・・」
ーーーったく。勝手に決めて勝手に切るなよな。
でも事件か、気になるな・・・
あーー、でも、蘭を1人置いて行くわけにも・・・

(!!)

不意に、ついさっきオレを怯えたような目で見てた蘭を思い出した。
あんな顔されたら何も出来ねーよ・・・
あーー、何やってんだよ、オレは!!
オレが蘭を怖がらせてどーすんだよ・・・
でも・・・
蘭を抱きしめると、自分が抑えられなくなる・・

「新一?」
なかなか部屋に戻ってこないオレを気にしてか、蘭が部屋から出てきた。
「電話、目暮警部から?」
「え?なんで・・」
「ごめん。聞いてたの・・・」
「そっか・・・」
「・・・行くの?」
「あ・・イヤ・・・」
返事に困ってると
「行ってきていいよ」
「え?」
「だって、もし行かなかったら、新一ずっと気になってるでしょ?」
確かに・・オレの性格から考えても、ずっと事件の事が引っかかっているに違いない。
でも・・・
「ホントにいいのか?」
「いいよ」
蘭はニッコリ笑いながら言った。
蘭がそう言うなら・・・
「じゃあ、悪ーけどちょっと行ってくる。すぐ戻ってくっからよ」
「うん」

部屋に戻って上着だけを取って、玄関を出て行こうとしたとき
「あっ!!ちょっと待ってて、新一」
リビングの方に入って、手に何かを持ってオレの方に走ってきた。

フワ・・・

手に持ってたマフラーをオレの首にそっとかけた。
「これ、つけていって。外寒いと思うから・・・。私からのクリスマスプレゼントだよ」
「・・・サンキュ、蘭」
そういって、玄関を出て行こうとして足が止まった。
ずっと気になってた・・・
あんなに、今日を楽しみにしてた蘭から「行ってきてもいいよ」って言ったこと。
笑いながらオレと話してるけど、目が合うとすぐそらすこと・・・
蘭の戸惑いがオレにも伝わってくる・・・
もしかしたら、オレと一緒にいたくねーんじゃ・・
そんな不安を抱えながら聞いてみた。
「蘭。オレが戻ってくるまで・・ここに・・・いるか?」
もしかしたら、帰るって言うかもしれない・・・
少し返事に戸惑いながら、小さくコクリとうなずいた。
「・・・いるよ。新一が帰ってくるの待ってる」
「そっか、よかった・・・」
思わずホッと安心する。
「じゃあ、行って来る」
「うん。気をつけてね」

パタン

笑顔で蘭に見送られながら新宿へと急いだ。


*****


行っちゃった・・・
新一と一緒にいるときって、何でこう事件に邪魔されるのかなぁ・・・
でも、心のどこかで安心してるのも事実・・・
だって・・あのまま新一と2人っきりでいても
どう接したらいいのかわからない・・・

1人でリビングに戻ってソファーに腰掛けた。
新一 気づいてたよね・・
わたしが戸惑ってるの・・・
なんだか恥ずかしくて、新一を真っ直ぐ見れなかった。
だって 新一とあんなkiss初めてだったんだもん・・・
思い出しただけで身体中が熱くなってくる。
・・・もし、あの時 やめてって言わなかったら、私たち、あのまま・・・
新一となら・・・
いつか・・・
そう思ってるけど・・・
どうして怖いって、思っちゃっうんだろう・・・
でも、新一は、そんなわたしに待つよって言ってくれた。
うれしかった・・・すごくうれしかった・・・
それなのに私は・・・
不意に、突き飛ばしたときの新一の顔が頭をよぎる・・・
新一・・・

「ごめんね・・ 傷つけて、ごめんね・・・」

膝をギュッと抱え込みながら、独り言のようにポツリと言った。
いろんな感情が入り交じって、どうしたらいいのか分からなくなる・・・


*****


サラ・・・

『ーーー?』

なんだろ・・・誰かの手が髪に触れてる気が・・・

パチ

目を開けると新一と目があって心臓が跳ね上がる。
慌てて起きあがりながら
「あれ・・なんで新一・・」
「何でって、事件解決したから戻ってきたんだよ。何だよ・・戻ってきて欲しくなかったのかよ・・・」
少しわたしを睨みながらイタズラっぽく言った。
「そ・・そんなコト言ってないよぉ。・・ちょっとビックリしたから・・」
だって新一の顔が目の前にあったんだもん・・・

ドキドキ

今頃になって心臓が高鳴ってくる。
あ・・ じゃあ髪に触れてたのって・・・
「新一 さっき・・・」
「え?」
「あ・・ううん。何でもない。それより新一、いつ戻ってきてたの?」
「あー。ついさっきだよ。部屋の中に入ったらオメーが気持ちよさそうに寝てたからさ・・・」

「・・・・・」

(?)

そう言いかけて新一が口ごもった。
「寝てたから・・何?」
「・・・。別になんでもねーよ・・・」
髪に触れてたこと言おうとしてたのかな・・・
でも、イタズラを誤魔化す子供見たいに、顔を赤くしてる新一がおかしかった。

クスッ

急にクスクス笑いだしたわたしを怪訝そうに見ながら
「何だよ・・・」
「ううん。何でもない」
いつもの新一だ・・・
張りつめてた気持ちがフッて和らいだ。

「そんなことより、蘭。窓の外見てみろよ」
少し得意げに新一が窓を指さした。
「窓?」
言われるがままに窓辺まで行って、そっとカーテンを開けてみる・・・

「うそ・・・」

夜空から舞い続ける雪に辺り一面 真っ白の銀世界になってる。
「すごーい!!本当にホワイトクリスマスだーv・・・きれい」
本当にきれい・・
わたしの迷いも全部 真っ白にしてしまいそう・・・
降り続ける雪に見とれていると
「この調子だと、当分止みそうにねーなぁ」
新一が隣に来て同じように窓を覗き込んだ。

トクン・・

肩に新一の身体が触れただけで心臓がギュッてなる。
わたし・・・変だよ・・
新一が少し触れただけなのに、なんでこんなにドキドキするの・・・?
意識しないようにって思うと、余計にいっそう鼓動が早くなる。
急に黙り込んだわたしに新一が心配そうに
「どうした、蘭?」
「え・・ううん・・別に・・・」
新一の方を見て言おうとしたけど
ダメ・・新一の顔みれない・・・目が合った瞬間パッってそらしちゃった・・
これじゃあ、きっと新一ヘンに思っちゃうよ・・
わたしの方を見つめてる新一の視線が痛い。

「ごめん、新一・・・ わたし・・やっぱり帰る・・・」
「え?蘭?」
この言葉を言いたかったのか自分でも分からない
クリスマスは新一と一緒に過ごしたいって、ずっと思ってた・・・
でも・・自分の気持ちに耐えられない・・・
リビングのドアを開けて出て行こうとしたとき

(!!)

後ろから腕をつかまれた。
そして開けたドアを新一がそっと閉めた。

「帰るな・・・」

新一の低い声
「一緒に・・・ オメーと一緒にいたいんだ・・・」
背中で新一の言葉を聞いて心臓が止まりそうになる。

トクン・・・ トクン・・・

新一・・・
新一につかまれてる腕が熱を持ったみたいに熱い。
ゆっくり振り返って新一を見ると
真剣な目でわたしを見つめてた・・・

「帰るな」
「で・・でも・・・」

グイッ!!

迷ってるわたしの腕をひきよせ
次の瞬間、新一の腕の中に強く抱きしめられてた・・・
「いろよ・・・ここにいろ」
耳元で聞こえる新一の声・・・

「しん・・いち」

『待つよ。オメーの為なら待てる・・・』

不意に、そう言ってくれた新一が頭をよぎった。
新一は・・拒んだわたしに 
新一のこと傷つけたわたしに、優しく言ってくれた・・・
こんなに・・こんなに大切に想ってくれてる新一を、どうして怖いって思うの・・・?
大丈夫・・
もし もしも新一と今夜
そうなっても、きっと後悔しない・・・  きっと・・・

「いる・・ ここにいる・・・」

そう言って、そっと新一の背中に腕を回した。
 
(!?)

あれ?冷たい・・・?
そういえば新一、この雪の中帰ってきたんだよね・・・
「新一、身体つめたいよ・・」
「え?あっ ごめん」

わたしの身体を離した新一を見ると、髪も少し濡れてる。
「新一、このままじゃカゼひいちゃうよ。お風呂に入ってあったまってきなよ」
「いいよ・・別に」
「だめっ!ほらっ手だってこんなに冷たいじゃない」

あっ・・

無意識に新一の手を握りしめてる自分に気づいて、慌てて手を離す。
ドキドキしてるわたしを見て新一がクスっと微笑った。
「な・・何よぉ」
そんなわたしを見ながらなんだかうれしそうな顔で
「イーヤ、別に♪じゃあ、蘭の言うとおりお風呂に入って温まってこようかな♪」
「うん。」



continue



 後編に続く。