エピローグ
数日後……。
工藤邸の初音の部屋に、コナン・蘭・園子・平次・和葉が集まって、くつろいでいた。
話は自然と、コクーンの事件の事になる。
「父さんが言ってたけど、樫村さん、順調に回復してるそうだ。」
「それは良かったわね。」
喜ぶ蘭。
「そして退院したら、パララケルス王国に行って、奥さんと復縁の上で、ヒロキ君と家族三人で暮らすそうな。」
「ほう、ますますええなあ。」
「元々、離婚の理由は、ヒロキ君の教育問題だったからな。それが解消された今、夫婦が離れて暮らす必要もなくなったから。」
「本当に、全て丸く収まったわね。」
一同は、ほのぼのとしてお茶を飲んでいた。
「少しずつでも、時代はええ方向にむかっとるから。いずれは人工知能も世に受け入れられて、ノアズ・アークが、出て来る事が出来る世界になる筈や。」
「まあ、シャドウエンパイアを無事ぶっ潰したらの話だけどな。」
「それかて、ウチらが頑張っとるんやから、実現可能やろ?」
「そうね。ノアズ・アークが大人になったら、どんな人工知能になるのかしら?」
「せや、少し楽しみでもあるで。」
「せやろ、せやろ?」
「まあ、そないな時代が来る頃には、初姉はバーさんになっとるやろなあ。」
と、ほのぼのした会話に平次が軽く水を差す。
すると。
「ハア?何か言うたか、平次?」
「ぎえ〜〜っっ!!」
額に青筋を立てた初音が、平次をぐりぐりする。
「ハハハハ、成長がねえヤツ……。」
「本当にねえ。初音さんがお婆さんになる頃は、自分だってお爺さんになってるって言うのに、分かってないのかしら?」
「その辺は計算でけへんアホなんやから、しゃあないやろ。」
「ハア、困ったものねえ……。」
思い切りあきれ返るコナン達であった。
特別版 ベイカー街(ストリート)の亡霊(スペクター) 完
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