angel達の楽園



by 月代奈哉様



〜10〜



新一がとった、優貴達を、青ざめさせるほどの行為とは・・・?

「来たッッ」

なんと、沢山の男達(本社員)が、優貴達を連れ去ろうとしたのだ。

「えー挨拶が遅れましたが、工藤学園の理事長です。3校合同と言う事で、楽しみな反面、不安でもあります。何故かと言うと、我が学園は、他大学と文化祭のやり方が異なるからです。ですが、他と違う所をきちんと表現していきたいと思っております。」

あっけにとられている東都メンバーに、マイクを通して話し掛けた。勿論、講堂の外で。

「こ、この声って誰だよ?」

周りが騒ぐが、動じない奴は、結構居た。法学部で、サッカー大会に参加してた奴等だ。

「最終日の3日目。我が学園大学部西体育館で、東都・帝丹の役員達と面白いステージを用意しております。ただ、席の都合により、人数制限がございますので、お早めに。それでは、これからも、工藤財閥本社、各支社を宜しくお願い致します。」

それだけ言うと新一は、こっそりと戻ってきた。優貴達の回収が終わったからだ。

「えーっと。工藤さんは・・・都合により、お帰りになりました。朝会は、これにて終了です。」



  ☆☆☆



その日の授業終了後・・・


「あ、お前等、今日うちに来いよ。」

お前等とは、快斗、平次、尚也の事である。

「なんでなん?」
「例のアレの衣装の寸法測んの。業者来てるし。」

工藤邸は近いので、歩いていく。10分程で着いてしまった。尚也は、家をまず見て、

「・・・でかッッ」

と言った。まぁ、5つある館(本館、東館、西館、南館、北館)を全てを見たら、大体の人は、同じ事を言うだろう。

ガチャ

「お帰りなさいませ、新一様。」

メイドや、執事達が新一達を迎える。

「ただいま。」
「蘭様達は、まだお帰りになっていません。如何致しますか?」
「先にコイツ等のを測ってやれよ。」

居間に向かいながら、答える。

「畏まりました。では、こちらへどうぞ。」

しばらくして、快斗達が戻ってきた。

「なぁ、工藤。時間あるならさーこの家を探険したいんだけど、無理?」

尚也が頼んでくる。

「本館だけなら、別に良いケド。おい。蘭達が来たら、通して、測らせとけよ。あとは、好きなようにさせとけ。」
「はい。」

そして、新一の案内で邸内探険を始める。

「俺的には、東館の方が、見たいんだけどなぁ・・・」

快斗が呟いた。

「東は、無理に決まってんだろ。」
「東館ってなんなんだよ?」
「新一達の部屋っつぅか、家?一般人の立入禁止なんだぜ。」

入れるのは限られた人のみだ。

「入れねぇよ。」

ガチャッ ヒュォッ

ドアを開けたら、何かが落ちてきたので、反射的に掴んだ。

「っと!・・・新吾!?何やってんだよ?」
「パッパッ」

生まれたばかりなので、あまり喋れないが(当たり前)パパとママだけは、言えるようになっていた。

「マーマッ」

部屋の中に居た理優が、下を見て言う。

「来たみたいだけど、どうする?」

話は振ったが、彼等は、会わないつもりらしい。

「あ!新一様!!」

子供を預けていたメイドが、出てきた。

「コイツ等の子守り、今日は、もう良いから。」
「あ、はい。失礼します。」

新一の事を口をあんぐりと開けて、見ていた尚也だが、やっと喋った。

「その子等、誰?」
「俺の子供。」

誰と言われても、これ以外答えようが無い。

「あ、帝丹メンバーに追加だっけ?蘭ちゃんも入る事になったんだよな?」
「あぁ。」
「蘭ちゃんって誰?」

尚也は、話の展開についていけない。

「新一の奥さんで、工藤財閥の会長夫人さ。」
「あぁ。サッカー大会の時に、工藤の近くに居た子?」
「そうや。さっき帰ってきたみたいやけど、どないする?」

新一は先程から、言葉を発していない。新吾達の相手をするので、精一杯のようである。

「会ってみようかな。工藤が、惚れた女っていうのも見てみたいし。」
「好きになんなよ?新一が恐いぜ。」

そう。今でも蘭につく虫(男)を、綺麗に排除していたのである。

「大丈夫。まだ、死にたくねぇから。」



居間・・・


蘭達は、居間で寛いでるようだ。

「ママぁ。」
「新吾、静かにしろって。落とすぞ?」

扉の前で、揉めているようだった。

ガチャッ 抱きぃッ

蘭が目の前に現れると、新吾は、抱きついた。

「有蘭、おいでvv」

ハートマークを飛ばしながら、有蘭を呼ぶのは、優貴だった。

「ねぇちゃ!」

実は、新吾が蘭ッ子、理優が新一ッ子、有蘭が優貴ッ子という、図になっていたのだった。



to be countinued…….





〜9〜に戻る。  〜11〜に続く。