オマケの一般参加。


同じ日、帝丹小学校にて…。


小学校の子供達もまたこのイベントの話で盛り上がっていた。
もちろん、その中にはこの子達も含まれていた。

「結婚式かぁ…。良いだろうなぁ…。やっぱ食いもんもいっぱい出るんだろうなぁ…。」
「元太君、それは披露宴です…。」
「なんだよ…。一緒じゃねーのかよ…。」
「違います!」
「結婚式かぁ…。良いなぁ…。綺麗なウエディングドレス着て…。(はぁ、それでコナン君が居ればなぁ…。)」

それを聞いた男性陣は少し赤くなると、元太が光彦を廊下へと引っ張って行った。

その一部始終を高みの見物を決め込んでいた灰原は冷ややかに見ていた。



  ☆☆☆

 

その後、廊下にて…。


「オイ、光彦。」
「何ですか?一体…?」
「オメー、灰原の事好きだろ?」
「なっ、何を言ってるんですか?!」(/////)
「とぼけんなよ…。すげー判り易いぞ、オメー…。」
「そ、それで何です?」
「だからさぁ、オメーに灰原を譲るから歩美は俺がって事でよー…。」
「そ、そんな勝手な事を言って良いんですか!!」

ぼそぼそと廊下の一角で秘密の(本人達はそのつもりらしい…。)裏取引をしている男性陣…。



  ☆☆☆



一方、女性陣は…。


「あれ?灰原さん、あの2人は…?」
「さぁ…。(こう言う事って知らない振りをしてあげるべきなんでしょうね…。)」
「やっぱり、男の子ってこう言うのに興味が無いのかなぁ…。」
「さぁ、どうかしら…。」

そう言って不敵に微笑む灰原を歩美は不思議そうに見つめていた。


その後、元太からイベントの相手役を頼まれ彼女がとても驚いたのは言うまでも無い…。



続く…。




第11話「結婚式協奏曲・2通目 遠山和葉×…?」に戻る。  第11話「結婚式協奏曲・壮大なるプロローグ」に続く。