夏の陽射し


byドミ


(1)


大阪に住む遠山和葉の元に、東京にいる友人から電話があったのは、まだ梅雨が明けきれぬ頃だった。

『和葉ちゃん、夏休み、新一や服部くんとみんなでどこか出かけない?園子と、園子の彼氏の京極さんも誘ってるの』

電話をかけてきたのは、毛利蘭。
昨年、和葉の幼馴染・服部平次の誘いで、家族で大阪に遊びに来ていた。
その時に初めて出会い、色々あったものの、今では親友と言って良い間柄になっている。
高校最後の夏休み、久し振りに蘭や園子たちとも会いたかったし、みんなで遊びに行く事に、和葉も異論はない。

「平次の方には、もう声掛けてるん?」
『ううん、まだだよ?和葉ちゃんから声掛けてもらった方が良いと思って』
「けど、平次、忙しそうやしなあ。駄目かも知れへんよ」
『大丈夫、和葉ちゃんが声掛けたら、絶対来てくれるって』
「うちらはラブラブの蘭ちゃんとことちごうて、ただの幼馴染やねん。聞いてくれるか、判らへんで」
『和葉ちゃん。私たちも、ただの幼馴染だったよ。去年まではね』

蘭の言葉に和葉はドキッとする。

蘭は、幼馴染の工藤新一と、昨年恋人同士になった。
同じ幼馴染同士。
けれど、あらゆる意味で、自分たちとは違うと思う。
蘭は、幼馴染の工藤新一が何も言わずに突然姿を消した半年間、ずっと帰りを待っていた。
そのけなげさ、いじらしさは、はたで見ていた和葉たちにも、胸に迫るものがあった。

ある日、帝丹高校の文化祭に姿を現した新一。
事件が起こったとき、さりげない動作で蘭を後ろ手に庇っていた。
蘭をみつめる時の優しい眼差しには、はたで見ている和葉でさえもときめいてしまったほどだ。

『どう見ても、初対面のあたしでも判る位、蘭ちゃん一筋なのは、見え見えやったやん。あれに気づかへんのは、蘭ちゃんぐらいなもんや。・・・あの劇でも、しっかり蘭ちゃんのこと抱きしめとったしなあ。もし事件が起こらへんかったら、ほんまにあのまま舞台の上でチュウしとったんとちゃうやろか』

どう見ても、「蘭が好きだ!」というオーラを全身から発していた工藤新一と、自分の幼馴染・服部平次とは全く違う。
和葉は少し寂しく、そう思っていた。





「せやから、忙しいゆうてるやろ!」

案の定、平次はそう答えた。
和葉は切り札を出す。

「平次より忙しいはずの工藤くんも、来るゆうてるんで?そうか、平次は工藤くんより腕が悪いから、時間が作れへんのやな」

工藤新一への強い対抗心を燃やす平次には、これを持ち出すに限る。

「なっ!俺があいつより腕が落ちるわけあるかい!そんぐらいの時間、軽う作ってみせるわ」
「ほな、平次も行くんやな」

言質を取られた平次は、しぶしぶ頷いた。





じりじりと照りつける真夏の太陽。
小中高校が夏休みに入ったばかりのこの時期、伊豆の海辺は、水着姿の老若男女で賑わっていた。

「俺ら、あいつらにあてられる為に旅行に誘われたんとちゃうやろな」

パラソルの日陰で寝そべりながら、憮然とした顔で悪態をつくのは、ハンサムといえるが、色黒で眉が太く、細身なのに骨太な印象を与える少年―――大阪在住で、西の高校生名探偵と呼ばれ、関西では名の知られた男、服部平次。
大阪府警本部長の息子で、今年高校三年になる。

「なんや平次、工藤くんが蘭ちゃんばっかり見て、自分に構うてくれへんから、妬いとるんか」

そう平次に突っ込んでいるのは、平次とは対照的な白い肌、こぼれそうな大きな瞳、トレードマークのポニーテールを大きなリボンで結わえた、なかなかにキュートな少女、遠山和葉。
髪を上げたうなじのラインがきれいで、オレンジ色のビキニの水着が、抜群のプロポ−ションをより際立たせている。
大阪府警刑事部長の娘で、平次とは幼馴染の同級生である。

和葉が膝をついて四つん這いになり、平次の顔を覗きこむと、平次は何故かそっぽを向く。
色黒なので判りにくいが、どうやら赤くなっているらしい。
(反則ですが作者注:和葉ちゃんの今の格好を想像してみて下さい。平次はまず直視できる筈がありません)

「アホ。誰が妬くか。あきれとるだけや」
「なかなかに、微笑ましいお2人だとお見受けしますが」

パラソルに寄りかかって立ちながら、低い声でボソッと平次に声を掛けたのは、こちらも色黒ハンサムで、背の高い精悍な男、京極真。
左眉の上に、トレードマークのような判創膏が貼ってある。
空手の達人で、「蹴撃の貴公子」と人は呼ぶ。
杯戸高校を今年卒業し、大学に進学したものの、空手修行で一年の大半を海外で過ごしている。

「あの2人、絶対何かあったわね・・・」

日陰に座り込み、ジュースを抱えた鈴木園子が、半目になり、低い声でそう呟いた。
東京都内でも有数の進学校・帝丹高校の3年生、気さくで親しみやすい人柄のためとてもそうは見えないが、鈴木財閥のお嬢様である。
茶色の髪を肩の上で切りそろえ、前髪をあげてカチューシャで止めている。
明るい色の気の強そうな大きな瞳、こちらもなかなかの美少女である。
プロポーションも良く、黒地に色鮮やかな花模様の水着が大変良く似合っているのだが、京極真に強く言われて、しぶしぶパーカーを羽織っている。

彼ら4人の視線の先にいるのは―――
美男美女のカップルと言って、まず異論が出ないだろう、少年と少女。
波打ち際に2人寄り添って立ち、海の方を向いて、なにやら楽しそうに話をしている。

少年の方は、平次とは「西の服部、東の工藤」と並び称される、東の高校生名探偵。
難事件を次々と解決に導き、「日本警察の救世主」「平成のホームズ」など、様々な称号を持つ。東京都は米花市在住の帝丹高校3年生、平次のライバルにして親友(?)である。園子とは同級生になる。
深い色の瞳、睫毛が長く、きめこまやかな肌、男にしておくのは勿体無いほどの綺麗で端整な顔立ち。
細身だが、水着姿で見ると意外に筋肉質で、強靭さ、しなやかさを感じさせ、どこか色気を漂わせる男。
本人の知らないところで、マダムキラーとも呼ばれている(笑)

その隣に寄り添って立つのは、工藤新一の幼馴染兼恋人、そして同級生の毛利蘭。
園子とも同級生で、大の親友である。
白皙の肌、黒曜石の大きな瞳、桜色の唇、長いさらさらの黒髪、タレントやモデルの中に混じっても、見劣りしないであろう美少女である。
しかも、細身なのに出るべき所は形良く張り出し、空手をしているため姿勢も良い。
赤いビキニの水着は新一の手で上からパーカーを掛けられているが、それでもスタイルの良さは垣間見える。
この海辺でも、まず10人が10人、振り返って見とれるほどだ。
この2人、別に人前でベタベタ・イチャイチャしているわけではない。
ただ寄り添って立っているのだが、お互いをみつめる視線が蕩けそうなほどに甘く、周囲が視界に入っていないことは一目瞭然で、そこだけが周囲から切り離された別次元の空間になっていた。
以前から、友人やクラスメイトからは「夫婦」と呼ばれ、恋人未満だったときからラブラブだったのだが、今は視界に入るだけでも火傷しそうになるほどの、超ラブラブのオーラを発している。

真と園子は、昨年の夏に知り合い、今は遠距離恋愛中の仲。
ラブラブには違いないが、新一・蘭のカップルに比べると、まだほのぼのとした雰囲気である。

平次と和葉は、一行の中で唯一、恋人未満の間柄・・・ただの幼馴染(はたからはそう見えないが)を卒業出来ていない。

「蘭ちゃん、なんか、ますます綺麗になったわ・・・」

和葉が呟くと、

「それは同感。この頃では、特にね」

と園子が相槌を打つ。

『ほんまに蘭ちゃん、綺麗になったわ。昔っから綺麗やったけど、工藤くんが帰ってから、もっと綺麗になった。最近は、それになんや、艶のでてきたっちゅうか、色香が漂っているような感じやねん・・・』



さてこの6人、はたから見れば、タイプの違う美男3人、美女3人のグループで、実は非常に目立ちまくっており、遠巻きに海水浴客達から見られていたのだが、当事者達はその事には全く気付いていない。
それぞれが周囲の事には鈍感で、案外似たもの同士のグループかも知れない。







高校最後の夏休み(真だけは違うが)、蘭が言い出して、6人で伊豆の海に、泊りがけの旅行に来た。
男達3人は、それぞれが超多忙なのだが、それぞれ愛しの彼女(あるいは幼馴染)のために、何とか時間をやりくりし、体を空けた。
新一は、警視庁捜査一課の目暮警部に、平次は大阪府警の大滝警部に、それぞれしばらく手伝えない旨を話し、念のために、携帯も警察関係者に番号を教えていないものを持参して来た。
真は、留学先からの一時帰国予定を、急きょ変更して早めた。

そしてとりあえず1日目が、何事もなく過ぎようとしているように思われた。が・・・。


灼熱の太陽と青空の下、突然、女性の衣を裂くような悲鳴が響いた。
平次と新一の目付きが、瞬時に変わる。
新一は振り返ると、

「京極さん、蘭たちを頼みます!」

そう言い残して、駆けて行く。

一方、平次はとっくに駆け出している。
和葉がボソリと呟く。

「工藤くん、事件でも蘭ちゃんの事は忘れんのやな」

その目は切なそうに、振り返りもせず駆けて行った、幼馴染の平次の背中に注がれていた。



残された4人も、歩いて2人の後を追った。
殺人事件らしい。
傷つけられた遺体が、打ち上げられていたようだった。
野次馬が遠巻きにしている中、平次と新一は、遺体や周囲の状況を丹念に調べまわっている。
探偵モードで目つきの鋭くなっている平次に、和葉はボーっと見惚れていた。
平次も新一も、探偵モードの時は目付きが変わる。
鋭く光る目は、とても高校生とは思えないほどの迫力に満ち、凶悪犯を相手にしても、決して怯む事がない。
そしてこういう時、平次と新一のコンビネーションは最高で、文字通り、「目と目で語り合う」2人になる。
和葉は、お互いに理解し合い、強い絆で結ばれている2人を目の当たりにして、しかも自分がその世界に入って行けない事に、正直、嫉妬してしまうことがある。
和葉は、推理する平次に、自分が役立つことが出来ないと思うため、それが悔しい。
平次と新一の、探偵同士としての絆―――それは、男女のつながりとは全く種類が違うものだという事は、重々わかっているのだが。



人だかりの後ろの方から、低く鋭い男の声が聞こえた。

「警察だ、道を空けなさい!」

数人の警官たちが、現場にやってくる。先頭にいる私服警官に、新一が声を掛けた。

「横溝刑事!」

角張った顔をした背の高い、極太眉毛、ワカメ頭のいかつい刑事――静岡県警の横溝刑事である。
横溝刑事は、新一の姿を認めると、笑顔で駆け寄って来た。

「おお、貴方は確か、高校生名探偵の、工藤新一さんではないですか!いつも新聞でご活躍を拝見させてもらっております。・・・自分の事をご存知で?」

新一は慌てたように、

「貴方の事は毛利さんから良く伺ってるんですよ」

と、歯切れ悪く答えた。

「毛利小五郎探偵から自分のことを?それは、光栄の極みであります!」

心底嬉しそうに横溝刑事は言った。
平次が何故か半目で新一を睨み、肘で脇腹を突付いている。
横溝刑事が、平次の方を訝しげに見る。

「失礼ですが、そちらの方は?」
「西の高校生探偵、服部平次や」
「おお、貴方が、大阪府警本部長の!2人の名探偵が事件現場に同時に居られるとは、これは頼もしい!恐れ入りますが、今回の事件、協力して頂けるんでしょうか」
「勿論、喜んで。あ、でも、ちょっと待って頂けますか」

そう言うと、新一は、蘭の方に駆け寄ってくる。
ふっと目を細め、優しい笑みで蘭をみつめる。
蘭の額に自分の額をこつんと当てて、甘やかなテノールで囁く。

「じゃあ、蘭。行って来る。先にホテルに帰って待ってろ。すぐに解決して戻って来っから」

蘭ははにかんだように微笑み、上目遣いで新一を見上げながら応える。

「うん。待ってる。早く帰って来てね」

完全に二人だけの世界である。
ただ額を触れ合わせているだけだというのに、見てはいけないものを見た気がして、平次たち4人と警察関係者の他、そこに集まっている野次馬たちまでが、全員顔を赤らめ、あさっての方を向いていた。


  ☆☆☆


「ええっ!?蘭ちゃん、もう工藤くんとエッチしたん?」

和葉の声が部屋中に響き渡る。蘭は真っ赤になって俯いていた。

ここはホテルの一室で、女の子達3人が泊まる部屋。
お喋りに花を咲かせていたのだが、嘘の下手な蘭は、園子の誘導尋問に引っ掛かって、とうとう新一と一線を超えてしまった事を、白状してしまったのだった。

「どおりで、この頃はラブラブ光線200%増しだと思ったのよねえ」

園子が、手で顔を扇ぎながら呟くと、

「工藤くん、意外と手が早いねんな」

和葉が天井を仰いで、呆けたように言う。

「あら、わたしは新一くんの事だから、いつかは狼になっちゃうって思ってたけど?」

蘭が顔を上げ、赤くなりながらも、キッパリと言う。

「やめてよ2人とも!新一は、私のために待つって言ってくれたんだよ。本当に、私を大切にしてくれてるんだから!」
「・・・それやったら、まさかと思うけど、・・・蘭ちゃんの方から迫ったんか?」

和葉の言葉に、蘭は耳まで真っ赤になって再び俯く。

二人に質問攻めにされ、結局蘭は、その時の事を話し始める。



新一の誕生日を2人で祝った後、蘭は工藤邸によく泊まるようになった。
けれど新一は蘭を客間に泊め、決して手を出そうとはしなかった。
ある嵐の夜、雷が苦手な蘭は、夜中、客間を飛び出し、新一の部屋に転がり込んだ。
それでも耐えようとしていた新一に、蘭は「身も心も全部新一の物にして」と訴えた。

そして2人は、初めて結ばれた・・・。



「まさか蘭が、そんな大胆で積極的な行動をとるとはね・・・」

園子は天井を向いて、息を吐き出していた。
蘭との付き合いが長い園子にも、意外な事であったらしい。

「新一が、すっごく我慢してくれてたの、わかったから。私も、新一と一つになりたいって思ったし」
「で、どうだった?」

園子が興味津々、と言う顔で尋ねる。

「どうって言われても・・・」

口ごもる蘭。

「新一くんとのエッチの感想は?やっぱり最初って痛いもんなの?」

未体験の和葉と園子は、蘭の答えに固唾を飲んで聞き入る。

「え、えっと・・・い、痛かった、よ・・・。でも、新一が労わってくれたから・・・すっごく優しくしてくれたから・・・幸せ、だった」

消え入りそうな蘭の声。
聞いている二人は、ほうと溜め息をつく。

「やっぱり工藤くん、優しいんやな。なんや蘭ちゃん、うらやましいわ」

意地悪なだけの自分の幼馴染の事を考え、和葉は再び溜め息をついた。

園子が容赦なく言う。

「あやつ、フェミニストで表面は優しい風だけど、本当に優しいのは蘭にだけよ」
「そこがええんやん。誰にでも優しゅうされたら、かえって敵わんわ」
「でも前は、結構意地悪だったよ」

蘭がそう言うと、園子が半目で切り返す。

「それも蘭に対してだけでしょ。気になる女をいじめる。要するに、ガキ大将と変わんないのよ」
「蘭ちゃん、ええなあ。平次は、意地が悪いばっかりやで」

少し悲しそうな和葉に、蘭が言う。

「そうお?私には、服部くんだって、和葉ちゃんの事気になって意地悪してる様に見えるんだけどなあ」
「ちゃうよ。そんなんやあらへん。平次はあたしの事、うるそーて敵わん女や思うてるさかい、冷とうあしらうんや」
「そうかなあ・・・」
「でもさ、男って、1回寝た後は、結構態度が変わるって、よく聞くじゃん」

園子が耳年間なところを見せる。

「え?そ、そうなの」

蘭がきょとんとしたように言う。

「そう言う風に言うって事は、あやつは態度が変わってないって事?」
「よく言うやん。1回寝ると、自分の女呼ばわりするとか」

和葉までがとんでもない事を言い始める。

「自分の女呼ばわり・・・『おめーは俺のもんだ』って、いつも言ってるよ。でもそれは、エッチする前からだったし」

園子が、毒気に中てられた様な顔をしながら、なおも訊いてみる。

「・・・あっ、そ、そうなの・・・。態度が大きくなったり、威張るようになったりとかは?」
「態度が大きいのは、元からで・・・あ、でも私には、結局いつも新一の方が折れてくれるし」
「冷たくなったり・・・とかは、全然あらへんみたいやね」

和葉の言葉は、途中から完全に腰砕けになっている。

「当たり前でしょ!・・・あ、でも、前よりもっと優しくなったかな。この間なんかねえ・・・」

蘭は幸福そうな微笑みを浮かべ、だんだん訊かれていない事まで話し始める・・・。



蘭から色々話を聞き出して、和葉と園子は、呆けたような顔をしていた。
からかうはずが、どう訊いても、惚気を聞かされただけだった。
和葉が、気になっていた事を口にする。

「工藤くん、ほんまに蘭ちゃんが大事なんやな。でも、ひとつだけわからへんことがある。そんなに蘭ちゃんが大切なんやったら、何で半年もの間、おらん様になって、蘭ちゃんの事ほっといたん?」

園子も同調して言う。

「それは、わたしも思ったわ。蘭も寂しかったと思うけど、新一くんの方だって、蘭に会わずに、よく耐えられたわよね」
「それは・・・違うの。実は、ほっとかれてたんじゃないの。新一は、本当は、ずっと私の事、見守ってくれていた。ごめんなさい。今は、これ以上言う訳にはいかない。でも、ほったらかしじゃなかった、っていう事だけ、わかって欲しい」

蘭の話の最後の部分は、2人にとってとても納得いくようなものではなかったが、それ以上はどんなに問い質してみても、蘭は固く口を閉ざしたまま、その事は話そうとしなかった。



さて、女達がとても男達には聞かせられないお喋りをしている頃―――京極真がホテルの廊下で、愛しい園子、及び他2名(爆)に不貞の輩が近寄らないよう見張り番をしていた事は、作者だけが知る事実である。



(2)に続く

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このお話・・・「Birthday Present」の続きになります。
最初はシリーズ化するつもりはなかったのですが、今後もシリーズになっていきそうです。

今回の主人公は「平和」です!作者の趣味で、新蘭がでしゃばってますが、誰が何と言おうと、「平和」なんです!

大阪弁のおかしな点は、特に関西在住の方には、気になるかと思いますが、ご容赦ください(汗)

で、実はこの後の展開は、まだよく考えていない(ヲイ)と言う・・・。

一応、ラストは大体決めてあるのですが。

さて、この旅行、一体何日間なのか?
それは、今後の展開次第で変わります(爆)

そして何故に伊豆・・・横溝刑事を出したいため。
いや、横溝刑事がものすごく好き、とかじゃなくて、(そこそこ好きですけどね)オリジナルの警官なんか、書けないので(笑)

伊豆には京極さんの実家の旅館が在る筈なんですが、それはこの先ちょっと話に出てくるかも・・・。

あまり長くするつもりはないです。
夏が終わるまでには完結させる予定なので、お付き合いいただけると嬉しいです。

女たちの会話の中に出てくる、新一くんと蘭ちゃんの・・・シーンを読んでみたい方は、会長さん宛てに、ラブ天の入り口のパスワード請求メールを出しましょう(笑)



「Birthday Present」に戻る。  (2)に続く。