月の光と日の光


byドミ


(3)



新一と蘭は、久し振りに外出していた。

蘭は今、ちょっと買い物に出る以外は、補習にも参加せずほとんどを工藤邸の中で過ごしている。
そんな閉じ篭りきりの毎日では、不安が増幅され雰囲気が重苦しいばかりだ。

しかし今の蘭は、園子や他の友人に誘われても、絶対に出かけようとしない。
とにかく、新一の傍を離れる事が不安でたまらないのだ。

そんな蘭を見かねて、新一が蘭を外に誘い出し、久し振りにデートらしい時間を過ごした。
蘭の強張った心も、外の空気に触れて少しほぐれる。

しかし、2人で食事をとっていると、やはりと言うか何と言うか、事件が起こった。



2人が食事をしていたレストランの入っているビルで起きた殺人事件。
今回は、事件を解決する新一をすぐ傍で見ていられる。
一緒の食事は事件に邪魔されたけれども、すぐ近くに居られる事で、蘭はあまり辛い思いをせずに済んだ。

鋭い目付きで、身に纏う空気も変わっている新一の姿を、蘭はボーっと見詰めていた。
幼い時から知っている新一だが、探偵モードの姿は、高校生になってから目にするようになった、以前は知らなかったものだ。
滅茶苦茶格好良くてドキドキさせられるが、この新一は、蘭だけのものではない。
高校生名探偵・工藤新一は、いわば皆の物であって、蘭のものでは無かった。

そして、蘭はこんな時、全く新一の役には立てない。

『志保さんだったら、一緒に推理したり出来るんだろうな』

ふとそんな事を考えてしまう。

志保は頭が良い。
普段は研究に没頭していて、探偵を目指している訳ではさらさら無いようなのだが、やはり普通の人に比べ、着眼点が違うし、かなりの推理力も持っているようだ。
事実、事件の事などで、(江戸川コナンと灰原哀の姿の時であったが)新一と話し込んでいる姿を何度か目にしている。

『私じゃ、探偵である新一の役に立てない。でも、志保さんなら・・・』

またもや暗い物思いに沈んでいると、突然声を掛けられた。

「蘭さん、工藤くんってやっぱりすごいよね」

声の主は、高木刑事。
蘭は頷いて言った。

「本当に。昔から知ってるはずなのに、何だか、私の知らない他所の世界の人みたい」
「それにしても、探偵としての彼もすごいと思うけど、蘭さんに対してあんなに一途だってのにも、ビックリしたなあ」
「え?」
「だって、蘭さんのために彼はずっと日本に居るんだろう?」
「え!?えええっ!」

蘭は思わず大声を上げてしまい、慌てて自分の口を抑える。

「知らなかった?だって、それ以外に理由なんて無いだろう?彼の頭脳なら、アメリカの学校の方が向いてるだろうし、探偵としての勉強もあっちの方がし易いだろうし、なのにご両親がアメリカに行ってしまった時、彼が日本に残った理由は、たった1つしかないだろう」
「・・・新一がそう言ったんですか?」
「はっきり口に出してそうとは言わなかったけれど、判るよ」

蘭は真っ赤になった。本当にそうなのだろうかと、ドキドキしながら思う。

昔、蘭も新一に訊いた事があった。
まだ中学生だった新一を残して、工藤夫妻がロスに行ってしまった時、何故新一だけ日本に残ったのか。
そのときの新一は、確か――。

『日本じゃねーと、できない事があっからよ』

そう、顔を赤らめながら言った。

『・・・まさか、私のため?本当にそうだったの?確かに、告白の時、子供の時からずっと好きだったとは言ってくれたけれど・・・』

そう言えば、コナンの姿の時、工藤夫妻が迎えに来ても結局日本に踏みとどまった理由、口を濁していたけれど・・・。

『本当にそうなの?でも、だったら・・・』

「じゃあ私、新一の足を引っ張ってるって事でしょうか」

蘭は泣きそうに顔を歪めて言った。
高木刑事は驚いたように蘭を見る。

「蘭さん、それは違うよ。彼は、そんなハンデ如きで、どうこうなるような小さい人じゃない。それに、彼自身が選んだ事なんだよ。それだけ蘭さんの事を大切に思っているって、自信を持って良いんじゃないの?」
「でも私、新一が推理をする時、何の役にも立てないもの・・・」
「男にとって、その存在があるだけで心安らぐような相手が大切なんであって、それは必ずしも、仕事上のパートナーとは一致しないんだよ」

高木刑事の言葉で全てが吹っ切れたわけではないが、高木刑事の気遣いは素直に嬉しかったし、ほんの少しだが、気持ちが軽くなった気がした。







蘭が目を覚ましたとき、もう日は大分高くなっていた。
高木刑事と話したためか、昨夜は少しだけ安心して眠り、今朝は久し振りに寝坊をしてしまった。

ふと気付くと、いつも隣に居る筈の新一が居ない。
蘭はベッドを抜け出し、家の中を探し回るが、気配もない。
事件でもあって呼び出されたのかと思うが、そんな時必ず新一は、メモを残していた。

「新一、新一?」

蘭の不安に駆られた声だけが、家の中をこだまする。
ふいに思う。


新一はきっとあそこに・・・、阿笠邸にいる!


蘭は工藤邸を飛び出し、隣へ向かった。



  ☆☆☆



ドアの向こうからは、なにやら言い争うような声が聞こえてきた。
蘭が聞き間違うはずのない、深みのあるテノールの、新一の声。
そしてけだるげなアルトの、志保の声。

かっとなった蘭は、ドアを開けて飛び込んでいく。

「ら、蘭?」

新一が目を丸くして蘭を見る。
テーブルを挟んだ向かい側には、茶髪の美しい女性・阿笠志保がいた。

「新一、どういうこと?私が寝てる間に、この人に会いに来たの?」

詰め寄る蘭に、新一は眼を僅かに泳がせ、

「そ、それは・・・」

と言葉を濁す。

蘭は、自分でもどうかしている、と思う。けれど、止まらない。

「私が居ない所で、いつもこんな風に会ってたの?こんな風に、2人で!」
「蘭、そういうことじゃない、これは・・・」

蘭の目から、ぼろぼろと涙が溢れ出す。

「だってっ・・・。志保さん、私より、ずっと新一に近い所に居たんでしょ?私が、私が、新一の事を思って泣いてた間も、志保さんはコナンくんが新一だって知ってて、傍にいたんでしょ!?」

突然、怒りに震えるアルトの怒鳴り声がした。

「いい加減にして!」

はっとして、声の主、阿笠志保の方を向くと、志保は顔を紅潮させ、こちらを睨んでいた。
唇は震え、非常に怒っているらしい事が判る。

「蘭さん、貴女、一体何をどう勘違いしてるか知らないけれど、ここまで貴女の事しか考えていない工藤くんと私との仲を勘ぐるなんて、どうかしてるわよ!我儘も大概にしなさい!」

頭に血が上っていた蘭も、少しずつ頭が冷えてきていたが、だからと言って、志保の言葉には納得できるものではなかった。

奥から年配の男性の声が聞こえる。

「まあまあ志保、そんなに声を荒げんでも」

声の主は阿笠博士、この家の主である。
博士は、コーヒーを載せたお盆を手に、リビングに入ってきたところだった。
蘭は、ちょっと呆けたようにいう。

「阿笠博士・・・居たんですか」

志保が未だ怒りに震える声で言う。

「大体が、工藤くんが私と2人っきりで会うわけがないじゃない。・・・蘭さん、工藤くんはね、私に何を言いに来たと思う?『蘭が宮野の存在に神経質になっている様だから、阿笠博士の家から離れて遠くに行ってくれないだろうか』、そう言ったのよ!馬鹿にするにも程があるわ!もしどうしてもって言うのなら、そっちが引っ越すのが筋ってもんでしょ!」

蘭は驚く。

「えっ、嘘・・・新一がそんな事を・・・」
「それは本当じゃよ、蘭くん。志保へのあまりの言い草に、わしも流石に腹が立っていた所じゃった」

横から博士が口を挟む。
蘭は驚いて新一の方を見る。

新一はバツが悪そうに、赤くなって俯いていた。

志保が、まあ座りなさいよ、と新一の隣の椅子を指し示す。
蘭が腰掛けると、志保はふうっと息を吐き、再び口を開く。

「あなたね、工藤くんはそれこそ他の事なんか見えないくらいに貴女に夢中なのに、信じてあげてないわけ?」

蘭は、自分の中の思いをみつめながら、ゆっくりと言葉を出す。

「信じていない、とか、そう言う事じゃないの。でも、志保さんは新一の秘密を知ってたのよね?私が新一に会いたくて、コナンくんが新一だと知らなくて泣いてた間も。ずっと、私の知らない新一を知っていた、見ていた。いくら、同じ薬で子供になってしまった、同じ境遇の人といっても、新一が、・・・信頼して、秘密を話していたのは、私じゃなくて貴女だけだった」

蘭の顔が泣きそうに歪む。
志保は、驚いたように新一の方を見る。

「工藤くん、貴方、私の事全部ちゃんと蘭さんに話してないの?」

ああ、そう言えば・・・、と新一が呟く。

「俺がコナンだったっていうことがはっきりばれて、今までの話をした時、蘭と服部だけだったら、宮野の事も全部話して良かったんだが、あん時は和葉ちゃんや園子もいたからな」
「馬鹿ね・・・。だから誤解されたんじゃない。ちゃんと後でフォローしとけば良かったのに」
「忘れてたんだよ!俺にとっては、どうでもいい事だったからよ」

どうでもいい事、ね、と志保は苦笑する。

「私はね、確かに工藤くんと同じ薬で小さくなったけれど、同じ『被害者』と言うには語弊があるわ」

志保は蘭に説明を始める。
自分が元々は組織の科学者で、新一をコナンにしてしまった薬・アポトキシン4869の開発者であったこと。
工藤新一が幼児化して生存している可能性に気付いたが、科学者としての好奇心から、その事を組織には黙っていたこと。
姉を殺された事で、組織を裏切り、死ぬつもりで薬を飲んで結局自分も幼児化したこと。

「姉は宮野明美というんだけれど、その時偽名を使ってて、広田雅美って名乗ってたわ」

名前を聞いて蘭も思い出す。
広田雅美は3人組の10億円強奪犯の主犯だったが、自分が属する組織から射殺されたのだった。
助けが間に合わず、自分達の目の前で死んでしまった女性の事を、蘭も覚えていた。

「雅美さんが所属していた組織が、新一の追っていた組織と同じ物だったなんて・・・!」

蘭は思わぬつながりに息を呑む。
志保の説明は続く。

「体が小さくなった為に、繋がれていた手錠から抜け出せた私は、行き先として工藤くんのところしか思い付かなかった。だって他には、組織の者しか知らないんだもの。彼なら判ってくれる、組織をつぶすのに協力してくれるって思って、工藤くんの家まで来たのよ。彼はそこに居ない事、知ってた筈なのにね。そして雨の中倒れている所を、博士に拾われたって訳」

そして工藤新一に近づき、組織をつぶすために協力した。

「だからね、私は最初から工藤くんの秘密を知ってたの。彼が私を信頼して、話してくれたわけじゃないの。協力したのは、仲間として信頼がおけるからじゃなく、お互いの立場上仕方なくよ」

蘭の心を食い破りかけていた不安の翳が、少しずつ薄くなっていく。

言ってみれば、単純なこと。
そう、蘭は、志保が哀の姿でずっとコナンの傍にいた事にでなく、志保が新一と秘密を共有していた、新一が志保に、蘭には話せない事まで話をしていた、それだけ2人は信頼し合っていた(と蘭は解釈していた)、その事に恐怖に近い不安を抱いていたのだ。

志保が言葉を継ぐ。

「・・・いい?もう2度とこんなくだらない痴話喧嘩に私を巻き込まないで頂戴。もしまたこんな事があったら、私、本当に工藤くんを奪うことにするから」

蘭が口を開くより早く、間髪を入れずに新一が言う。

「それはぜってー無理だ。俺にとって女は蘭しかいねーからな」

志保が、呆れた目で新一を見る。

「冗談に決まってるでしょう。馬鹿ね。誰があなたみたいな推理馬鹿を取ろうなんて思うもんですか」
「おめーの冗談は、いつも笑えねーんだよ」
「悪かったわね、冗談が下手で」

そう皮肉気に笑う志保だったが、その瞳に微かに寂しげな翳りがある事に、蘭は気付いていた。

志保は蘭に向き直って言った。

「それとね、蘭さん。もうひとつ言っとくけど、私、元の姿に――宮野志保に戻ったのは、仕方のないことだったのよ」
「え?」
「私は、工藤くんと違って、『宮野志保』を待ってる人がいなかった。でも、灰原哀には大切な友達ができた。・・・もしも灰原哀のまま時を重ねる事が許されるなら、私は元に戻りたくなかった。でも、駄目だったの。あの薬はね、アポトキシン4869は、時を遡ったように幼児化させるだけでなく、その状態で固定させてしまう。つまりずっと永遠に子供の姿のまま、成長できないのよ。・・・私は、灰原哀のまま、あの子達と共に時を重ねる事も許されなかった。だから、仕方ないから元の姿に戻った。

――決して工藤くんと同じ時を歩きたいと思っていたから、宮野志保に戻った訳じゃないの。その点、勘違いしないでね」
「志保さん・・・」
「あ、それともう1つ。・・・Dr.ワトソンは、推理が全く駄目だったのよ」
「は?」
「探偵の傍にいるパートナーは、必ずしも探偵ではないって事。あなた、自分が推理できないから、工藤くんに相応しくないなんて、馬鹿げた事考えてたんじゃないの?」

図星を刺されて、蘭は押し黙る。
新一が溜め息をついて言った。

「おめー、そんな事考えてたのかよ」

志保がからかい口調で新一に言う。

「あら、名探偵さん、それ位の事判ってなかったの?」
「蘭に関しては、推理が働かねーんだっ!惚れた女の心なんて、永遠の謎なんだよっ!」
「・・・ですってよ、蘭さん?」

蘭は恥ずかしさのあまり真っ赤になりながらも、どうしようもなく沸きあがる幸福感を噛みしめていた。



  ☆☆☆



新一と蘭は2人で阿笠邸を出て、肩を並べて工藤邸に戻ってきた。
リビングで落ち着き、しばらく2人とも無言だった。

やがて、蘭が口を開いた。

「・・・志保さんと阿笠博士に迷惑かけちゃったね」

赤くなって俯きながら、か細い声で言う。
新一は蘭の肩を抱き寄せて、囁く。

「悪かった。不安にさせてよ」

蘭の目から、大粒の涙が溢れ出す。

「・・・おい!泣くなよ!」
「だ、だって。新一、優しいんだもん。私が、ヒック、か、勝手に、焼きもちやいて、ふ、不安に・・・いっぱい、迷惑・・・な、なのに、ヒック、怒らないし」
「蘭、蘭。おめーを不安にさせちまったのは、俺がわりぃんだよ。だから、泣くな」
「うん・・・、ご、ごめ、ヒック」
「泣くなって」

そう言って新一は蘭を抱きしめる。

蘭は、幸福感に酔う。
そして、そんな自分が、本当に残酷だと思う。

新一と志保とは、いわば仲間であり、同志であったが、男女間の甘い語らいなどお互い全く期待していない、まるで敵同士のような緊張感に満ちた間柄であり、そこに「恋愛」の欠片も入り込む隙はなかった。

それでもやはり、志保は新一に惹かれていた、と蘭は確信している。
その想いは淡いものであり、彼女は決してそれを新一に告げるつもりはないだろう。
そして新一は、いっそ見事なほどに、全くそれに気付こうとしない。
鈍感と言うより、意識してかどうか判らないが、蘭以外の女性からの想いを非情に切り捨ててしまっているのだ。
決して思わせぶりな態度はとらないし、告白されればはっきり断る。

ある意味、それは新一の優しさでもある。

蘭は、出来れば世界中の誰をも傷つけたくない、と思う。
けれど、たとえ人を傷つけてでも、新一に対するこの想いだけは譲る事が出来ない。

「新一。愛してるわ」

突然の蘭の言葉に、新一は目を丸くする。
けれどすぐに、甘やかな微笑を浮かべると、蘭に口付けて言う。

「俺もだ、蘭。愛してる」
「この先もずっと、私だけのものだって、誓ってくれる?」
「これまでも、これからも。過去も未来も、俺はずっと蘭のものだよ」

新一は、何度目かの誓いを蘭にした。
蘭は涙を流しながら新一にしがみつく。

ここまで蘭だけを愛してくれている新一に対して、何故あんなに不安に駆られたりしたのだろうか。
蘭は申し訳なさでいっぱいになる。

「新一、私もよ。私もずっとあなたのもの。新一だけのものよ」

そして恋人たちは、口付けを交わす。
幾度も幾度も、繰り返し。







新一は、顔をしかめ、溜め息をついた。

「あーっ。俺もう、我慢できねー!」

そう言うと、いきなり蘭をソファーに押し倒し、その上に覆い被さってきた。

「えっ!?し、し、新一っ?ちょっ、やだっ、昼間っから!それに、ここリビング!!」
「・・・かんけーねーだろ、どうせ誰も来ねーよ」

そう言いながら、新一は蘭のブラウスのボタンを外していく。

「こんなとこじゃ嫌だってば!」

蘭が涙ぐんでいるのに気付き、新一の手は止まる。

「・・・しゃーねーなあ」

そう言って、蘭を横抱きに抱え上げ、そのまま階段へと向かう。

「新一っ、ちょっと待って!」
「待たねーよ」
「一体、どうしちゃったって言うのよ」
「いい加減、こっちは欲求不満なんだよ!」
「だ、だって、今まで毎晩、その、・・・してたじゃない・・・」
「おめーが不安がってっから!これ以上不安がらせねーように、こわごわやってたから!はっきり言って、抱いた気がしねーんだよっ!こっちは欲求不満もいいとこだっ!」

蘭は呆然となった。

最近、新一が淡白で、情熱が薄れたように思って悲しかったのだが、それはこういう事だったのかと、合点がいった。
自分の腕の中で大人しくなってしまった蘭を抱えて、新一は2階の自室へと入って行った。





やがて日が沈み、入れ替わるように月が昇る。

その夜、いつまでも終わらない2人だけの時間を、窓から差し込む月の光だけが見ていた。

蘭は、新一に今までになく強引に激しく繰り返し求められ、目が眩む様な幸福感と安心感とに包まれた昼と夜とを過ごした。



  ☆☆☆



次の朝。

日が高くなっても2人は泥のように眠り込んで目覚める事はなかった。

安心した様に寄り添って眠る2人の姿を、ただ、日の光だけが見ていた。







Fin.



+++++++++++++++++++++++++



予定より長くなっちゃいましたが、何とか終わりました。
今回のタイトルは無理矢理ラストシーンからのこじつけです。
そして今回のお話、キャラのイメージが違う!!って方には、ただひたすら御免なさいです(汗)

それにしても、高木刑事って、狂言回し(ヲイ)に便利だわvvv

ラストは、私の書いた中では1番「強引な新一くん」になりましたね。
でも、今回は新一くんが最後強引になってくれた事で、何とか辛うじて纏める事が出来ました(笑)

後、本編に収まりきれなかった、ちょっとしたおまけがあります。


(2)に戻る。  「番外編・時を越えて」に続く。