angel達の楽園
by 月代奈哉様
〜6〜
「お、同い年!?馬路かよ!まだ18だよな?」
「あぁ。そのハズ。」
ここまで話したが、背中に冷たい視線を感じたので、バラすのを止めた。
しばらくすると大学にも慣れ、3人には沢山の友人が出来た。
「工藤ぉ。暇だな。なんかイベントとかやって欲しいよなぁ?」
「例えばどんな?」
友人に問うてみた。
「隣の工藤学園か、帝丹大学とサッカーとか?」
「マジで言ってんなら、掛けやってやるけど?」
新一もかなり暇らしい。
「マジマジ!おいッ皆ぁ!工藤や帝丹とサッカーやれんなら、やりたいよな!?」
「ったり前だろ?」
自信満々な返答だった。ここ、東都大の法学部はサッカーが強いと有名な学部だったのだ。
「じゃぁ、掛けあってやるよ。俺、早退な。」
「あ、俺も行く!」
「俺もや!」
快斗と平次も行く事に。
☆☆☆
工藤学園大学部教室前・・・
ガラガラッ
今は授業が無いため、皆暇していた。
「よ、久しぶり!」
快斗は、友に声を掛けた。
「黒羽じゃん。服部も居るし!・・・なんだ理事長もかよ?」
新一の所を嫌そうにしたが、顔は嬉しそうだ。
「なぁ、東都の法学部とさ、サッカーの試合組みたいんだけどやるか?あ、帝丹も話しようかと思う。」
「いいな、それ。お前等強いって有名だしよ。」
一発OK。
「なぁ。理事長はこっちだよな?」
新一が敵なら、勝てない。まぁ、東都の法学部も新一達のおかげなのだが。
「いや、俺は参加しねぇよ。夜の分の仕事片付けるからな。」
なるほど。美人の奥様と2人きりになりって居たいと。
「なら、いっか。気が変わって参加なんて言うなよ?」
「言わねぇよ。」
この後、帝丹にも行き工藤学園のお誘いなら!とOKを出してもらい、東都も一発OKだった。
数日後・・・
1番グラウンドが広い工藤学園でやる事となった。
「只今より、3校対抗サッカー試合を行ないたいと思います。第1戦は、『工藤学園』vs『帝丹大学』です。」
園子は蘭と来ていたが、蘭が新一に何時の間にか連れ去られた為、和葉、青子と共におしゃべりに花を咲かせていた。しばらくは楽しくサッカーをやり、第1戦は、工藤の勝利で第2戦が始まった。
ガッシャーン!!!
盛大な音と共に一階の窓ガラスが割れた。それと同時に、
『侵入者です!大学部一階に侵入者です!』
警報が鳴りだした。
「何やったんだよ!?」
新一は窓から、顔を出して聞く。
「ガラス割っただけ!誤報!」
快斗が青い顔で答える。顔を引っ込め、
「蘭、警備会社に謝りの電話入れてくるか?」
「うん。了解。」
蘭に頼み、階下へ飛んでいく。
「んで?ガラス割ったの誰だ?」
「俺・・・」
新一の剣幕にちょっとビビリながら答える。
「どうせそうだろうと思ったぜ・・・」
だが、他には何も言わなかった。
「弁償、だよな?やっぱり。」
「あ、いい。そろそろ新しいのにしようと思ってたから。次は強化ガラスだな。」
なるほど。だから、怒らないのか。
「何があった!?本当に侵入者か!?」
今だに鳴っている警報に沢山の教師が駆け付けた。
「あ〜悪リィ。まだ切ってねぇ。気にすんなよ、快斗がガラス割っただけだから。」
何気に『快斗』を強調して言った。
「黒羽!お前って奴は!弁償だぞ!?」
「なんで、先生が決めんのかなぁ?理事長は弁償しなくていいって言ったから!」
先程とは打って変わり、笑顔である。
「煩い。」
新一が快斗を黙らせ、警報の解除に取り掛かった。
ピッピピピッピッ ピッ ピィー ガチャッ
『工藤財閥会長兼我が学園理事長、工藤新一様のパスワード、指紋、眼球ともに確認いたしましたので、警報を解除致します。』
学園中に聞こえるようにセットされた、警報機の音声システムが作動し、やっと警報が鳴り止んだ。
「あ、兄貴!何で居るの!?」
1分ほどしてから、優貴達3人が走ってきた。
「居ちゃ悪いかよ?ったく。お前等授業抜け出して来やがって。補習くらうぜ?」
そんな兄妹弟のやりとりにぽかんとする東都、帝丹メンバー。
「義姉貴!?」
蘭の登場に朔也は思わず、叫んだ。
「皆?そろってどうしたの?」
「蘭。あの警報の所為よ。」
やっと園子が口を挟む。
「そうそう。兄貴が居る訳無いのに居るし。」
「お前等は兄貴、嫌いか?」
ニヤニヤしながら、平次が尋ねた。
「「「大嫌い。」」」
3人は口を揃えて言った。
「あっそう。なら、学費や何かと金出さなくて良いな?」
「きったねー!卑怯だぞ、兄貴!」
再び、兄弟喧嘩を始めた。
「サッカーの続きやろうぜ?」
快斗が言ったが、誰も動かなかった。
「な、なぁ。黒羽、服部?あいつ等誰?」
優貴、朔也、朔菜を指す。
「新一の妹と弟。工藤学園の生徒会。」
「・・・工藤って財閥の会長なのか?」
to be countinued…….
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